「昼は看護婦、夜は肉体改造の被検体…」第4話をお送りします…
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「昼は看護婦、夜は肉体改造の被検体…」完成しました。全18話です。
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「昼は看護婦、夜は肉体改造の被検体…」完成しました。全18話です。
スベスベスベッ……
「今度はもう少し上をお願いできますか……ごめんなさいね。両手が使えないせいで、看護婦さんにこんな面倒まで掛けてしまって」
女性患者のいる病室へ赴いた後、棚橋 彩葵 は普段どおりに清拭へと当たっていた。
裸体をさらけ出したまま彩葵へと身を預けたまま、濡れたタオルで丹念に全身を拭い去ってもらえるのが心地良くてたまらない。
不自由な両脚のせいでなかなか入浴も出来ずに困っていたので嬉しかったと、そっと口にする。
「別に、お気になさらないでください。これも大切な仕事のひとつなんですから……んんっ!」
ピクンッ。
女性患者と言葉を交わす間も、彩葵はおかしな焦りに苛まれてしまう。
目の前にさらけ出している彼女の裸体を見つめたまま、つい身を捩らせずにいられない。 まだ背中すら拭い終わってないのに、ひとりでに手元を止めたまま少しも別の場所に向けられそうになかった。
(どうしよう、まだ身体を拭き終わってないのに……どうして急に身体が反応しちゃうのよ!?)
いきなり下半身に引き起こされた異変に、彩葵はあっけなく気を取られてしまう。
勤務中にもかかわらず、女性患者の身体を拭っている間にはしたない感情へと駆られてしまったのだ。
もしおかしな素振りを相手に気づかれても大変なはずなのに、激しい胸の揺さぶりを少しも抑え切れそうになかった。
気まずい思いに苛まれるあまり、ひとりでに全身を火照らせてしまうのだ……
「あら、看護婦さん。一体どうしてしまったの?」
彩葵のおかしな様子に気づいて、女性患者はさりげなく質問を続ける。
背中が終わったので、今度は胸の辺りを拭ってもらうつもりでいたのに、何故か彩葵が普段どおりに手を動かそうとしなかったのだ。
そっと様子を窺う間も、顔を俯いたままなかなか上げようとしない様子を気にせずにいられない。
「ご、ごめんなさい。すぐ終わらせますので……あうぅっ」
スリスリスリッ。
思い掛けない彼女の指摘に戸惑いながら、彩葵は再び清拭をこなすしかなかった。
とっさに返事を誤魔化しながら再びタオルを押し当てる間も、あまりに気まずくてたまらなかった。
しっかりと女性患者の身体を拭い続けなければいけないのに、下半身の状態にすっかり思い悩まされていたのだ。
少しでも気を紛らわせないといけないはずなのに、タオル越しに感じる彼女の肌触りについ意識を吸い寄せられずにいられない。
ムニュッ。
(奥様のお胸、すっごく柔らかい……まだ仕事中なのに、どうしてこんないやらしいことばっかり頭に思い浮かんじゃってるの?)
気を取り直して清拭を続ける間も、彩葵はおかしな感情へと揺れ動いてしまう。
すぐ目の前で露わになっている女性患者の裸体や、柔らかい肌触りへと夢中にさせられていたのだ。
張っている乳房をタオル越しに撫で回すたびに、つい興奮せずにいられない。
しっかり役目を果たさなければいけないと分かっているのに、心地良い肌触りを自然と追い求めてしまうのだ……
シュルシュルッ。
「ふぅっ、おかげ様でだいぶ身体もすっきりしたわ。ありがとう、看護婦さん。明日もお願いできるかしら?」
彩葵の手によって全身を拭ってもらったので、女性患者はすぐに身を取り繕っていた。
肌蹴ていた患者衣も彩葵の手を借りながら着せてもらった後、何気なくお礼を返す。
何度も撫でてもらった部分への余韻を振り返るだけで、何故か心地良くてたまらない。
「え、えぇ。明日もまた同じ時間に来ますので……」
女性患者へと返事を返した後、彩葵はそそくさと病室から遠ざかる。
彼女の様子を窺う間も、あまりに気まずくてたまらない。
これ以上顔を合わせてしまえば、おかしな感情がいつ抑え切れなくなってしまうかも分からなかったので、一刻も早く彼女の元から離れなければいけなかったのだ。
ヨタヨタヨタッ……
(何とか気づかれずに済んだみたいだけど……こんな格好、もし誰かに知られちゃったら大変なことになっちゃうんだから!)
何とか病室から立ち去った後も、彩葵はたどたどしい足取りを取ってしまう。
通路を歩く間も悶々とした気分を抱えたまま、下半身の状態につい気を取られずにいられない。
脚を持ち上げるたびに押し寄せる感覚のせいで、ひとりでに腰をくねらせてしまう。
おかしな素振りなどを誰にも気づかれないうちに、すぐにでも一人っきりになれる場所へと駆け込まなければいけなかったのだ……
* * * * * *
バタンッ。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」
やっとの思いで女子トイレへ篭もったまま、彩葵は思わず息を切らしてしまう。
延々と通路を歩く間も周囲を振り返りながら、おかしな状態に陥っている下半身をいつ誰かに見られてしまうか心配でたまらなかった。
誰の目にも触れない場所へ無事に辿り着いたので、これから気持ちを落ち着かせなければいけないのだ。
「……んんっ!」
スルスルスルッ、プルンッ!
未だためらわずにいられない中、彩葵は仕方なく準備へと取り掛かる。
看護服の裾部分を恐る恐る捲り上げると、異様に盛り上がった部分がすぐに姿を現す。
ずっと下半身を覆っていたショーツを下ろすと、今にもはち切れそうなほど膨らんだ部分がひとりでに揺れ動く。
不意に視界へ飛び込んできた部分の形状など、目にするだけで恥ずかしくてたまらない。
ピクピクピクッ……
(どうしよう、こんなに大きくなっちゃってる……もしかしたら歩いていた時も、下着からはみ出しちゃってたかも!?)
股間から起き上がっている逸物の形状に、彩葵は思わず圧倒させられる。
本来なら女性にもかかわらず、まるで男性器のような形状の逸物を下半身に携えていたのだ……半陰陽と言う特殊な体質を抱いている自分自身に、つい引け目を抱かずにいられない。
なるべく気を配っていたつもりなのに、どうして突発的に勃起などを引き起こしてしまうのか、考えるだけで憂鬱な気分にさせられる。
あまりに巨大な逸物の形状など、見ているだけでも恥ずかしくてたまらないのだ……
(奥様の身体を拭いていた時だって……柔らかいおっぱいにちょっと触れちゃっただけで、こんなにいやらしい気持ちにさせられちゃうなんて。もし奥様にこんな格好を見られちゃったら軽蔑されちゃうかもしれないのに!)
膨らみ切った部分を見つめたまま、彩葵は勃起を引き起こしてしまった瞬間の出来事を振り返る。
女性患者の清拭へと取り掛かっていた矢先、はしたない部分を膨らませてしまうほど、おかしな感情をあっけなく掻き立てられてしまったのだ……肌に吸いつくような乳房の柔らかさなど、あまりに欲情せずにいられなかった。
看護婦として抱えている役目を果たさなければいけないはずの自分が、ほんの僅かだけ同性と触れ合っただけでいやらしい衝動へと苛まれてしまう自分自身など悔やまずにいられない。
病室から離れる時も、胸の奥底に募らせていた衝動を彼女に知られなかったかと思い悩んでしまうのだ……
ギュッ。
「とりあえず、いつものように……元の大きさに戻さなくっちゃ!」
あまりに恥ずかしい自らの感情を嘆きながら、彩葵は恐る恐る準備へと取り掛かる。
未だに勃起を続けている股間を何としても収めない限りは、まともに勤務などこなせそうになかった。
太い根元を指先で摘む間も、表面の熱さにうろたえずにいられない。
抱え込んでいる興奮を静めるために、はしたない部分を自らの手で弄り続けなければいけなかったのだ。
「うぅっ……きゃんっ!?」
ズルズルズルッ、キュッ。
ポケットを探り出して、彩葵はそそくさとコンドームを取り出す。
いつ勃起を引き起こしても平気なよう、あらかじめ準備していたのだ……まさか勤務中に、いやらしい代物などを使ってしまうなどさすがに思いもしなかった。
ゴムの真ん中部分を先端へ押し当てて、徐々に男性器へと被せていく間もつい喘がずにいられない。
いやらしく張り詰めた部分へ何かが触れるたびに、耐え難い刺激が逸物へ次々と駆け抜けてしまうのだ。
プルプルプルッ……
(お股の部分、もしかしたら前より大きくなっちゃってるかも。自分でも嫌でたまらないのに……このままじゃ私、女として見てもらえなくなっちゃうかも……!?)
輪っかの部分を伸ばす間も、彩葵は下半身の様子をそっと覗き込む。
普段でも下着の中へ隠すのに苦労させられているのに、いやらしい感情に駆られるのに合わせて、さらなる膨張を引き起こしてしまったのだ。
本来なら女性にもかかわらず、まるで男性のような振る舞いなどを続けてしまう自分自身など恥じらわずにいられない。
コンドームを被せた後も、薄い膜を今にも突き抜けそうな勢いの先端にすっかり圧倒させられてしまうのだ……
「ひうぅんっ……! はぁっ、はぁっ、はぁっ!」
シュコッ、シュコッ、シュコッ……
やっとの思いでコンドームを装着できたので、彩葵は恐る恐る逸物へと手を伸ばす。
おかしな興奮を静めるため、自らの手でしごき続けるつもりでいたのだ。
根元からしっかりと握り締めたまま、先端へ何度も手元を動かすたびに腰をくねらせずにいられない。
薄いゴム越しに指先が絡みつくたびに、耐え難い刺激が続々と押し寄せてくるのだ。
ギチギチギチッ、ムクムクムクッ……
(どうしよう、手の中でどんどん堅くなっちゃって……すっごく熱くってたまらない!)
何度も身悶えを引き起こしながら、彩葵はさらに胸の奥底を熱くしてしまう。
今にもはち切れそうなほど堅く張り詰めている、はしたない下半身の状態を思い悩みながら、当分は股間から手を離せそうになかった。
逸物の表面が何度も脈打ってきて、おかしな感情がひとりでに湧き上がってくる。
たとえ恥ずかしくてたまらないとしても、下半身をしっかり慰めてあげない限りは、はしたない衝動を少しも抑え切れそうにないのだ……
「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ……!」
ギュムッ、ギュムッ、ギュムッ……
延々と自慰行為を続けるうちに、彩葵はますます胸を弾ませてしまう。
少しでも理性を取り戻すために繰り広げていたはずなのに、敏感な部分をしごくたびにいやらしい感情が昂ぶってくる。
膨らんでいる部分にしっかりと指先を押し込みながら、逸物全体へと刺激を叩き込む。
たとえ女子トイレに篭もっていても、はしたない行為をいつ誰かに気づかれてしまうかも分からないはずなのに、おかしな吐息まで自然と漏れ出してしまうのだ。
(奥様のおっぱい、すっごく柔らかかったな……明日、身体を拭かせてもらう時にもっと触ってみてもいいかも……!)
夢中になって逸物を弄り回すうちに、彩葵の脳裏に何かがよぎってくる。
先ほど清拭を続けていた女性患者の裸体や、乳房の柔らかい感触が次々と湧き上がってきて、おかしな興奮を掻き立てられてしまうのだ。
いやらしい感情を恥じらう反面、さらに自らの指先で彼女の身体を触ってみたいと思い込むたびに、ひとりでに身体の奥底が熱くなってくる。
決して本人には明かせない、あまりにはしたない感情が漲ってくるたびに、さらに胸の鼓動が激しくなってしまうのだ……
「も、もう我慢できなくなっちゃって……んふぅっ!?」
ガクガクガクッ、ビュクビュクンッ!
股間の代物を弄り続けてから数分後、彩葵はおかしな状態へと陥ってしまう。
ずっと握り締めていた部分が、手の中でいきなり暴れ狂ってきたのだ。
トイレに潜んでいる自分の存在を誰かに知られても大変なのに、つい悲鳴を撒き散らさずにいられない。
夢中になって自慰行為へと耽っているうちに、あっけなく絶頂へと達してしまったのだ。
ブビュルビュルッ、ビチャビチャビチャッ。
「あ、あひいぃんっ……! そんなに沢山出ちゃったら溢れちゃうかもしれないのに……くうぅっ!」
激しい刺激に屈するまま、彩葵はとんでもない現象を引き起こしてしまう。
ひとりでに逸物全体が震え出したかと思えば、先端から熱い液体が続々と噴き出してくる……女性にもかかわらず、ついには射精まで繰り広げてしまったのだ。
コンドームの先端部分に溜まっていく精液の重みに、つい気を取られずにいられない。
膨らんでいる部分が徐々に垂れ下がってきて、今にも手元から零れ落ちそうな勢いだったのだ。
ドロドロドロッ、ヌチョチョッ。
(どうしよう……精液が出てくるの、全然止められなくなっちゃってる。もうコンドームの中も満杯になっちゃって、ちゃんと押さえてないと重みで外れちゃいそう……!)
ついには逸物にも絡みついてきた精液の感触に、彩葵は思わずうろたえてしまう。
何度も射精を繰り返しているはずなのに、なかなか精液の勢いが収まりそうになかったのだ。
気づいたらコンドームの内側で逆流しながら、段々と胴体の方に雪崩れ込んでくる……しつこく纏わりつくような肌触りなど、あまりに不快でたまらない。
すぐに下半身を拭わなければいけないはずなのに、未だに先端から精液が溢れ出してきて、当分は興奮を静められそうにないのだ……
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……も、もう出てこないわよね……?」
ブルブルブルッ……
絶頂へと達してから数分後、彩葵はやっとの思いで落ち着きを取り戻すことが出来た。
精液を出し尽くしたおかげか、張り詰めていた部分も手の中で縮んできて段々と柔らかくなっていたのだ。
おとなしくなった部分を見つめたまま、つい胸を撫で下ろさずにいられない。
ずっと胸の奥底を駆け巡っていたいやらしい衝動も収まったので、すぐにでも下半身を取り繕うつもりでいたのだ。
「んんっ……あ、あうぅんっ!」
ズルズルズルッ。
着々と後片付けに取り掛かる間も、彩葵は思わず声を洩らしてしまう。
縮み上がった逸物を恐る恐るコンドームから引き抜く間も、おかしな余韻が敏感な部分へと響いてたまらない。
下半身をしっかりとこわばらせて、押し寄せる刺激を何としても耐え抜かなければいけないのだ。
ネチョネチョネチョッ、タプンッ。
(やだ、こんなに沢山いやらしいものなんて出しちゃったんだ。小さくなった部分にも絡みついてきて、すっごく気持ち悪くてたまらないのに……!)
やっとの思いで取り外したコンドームの様子に、彩葵も思わず目を疑ってしまう。
薄い膜の内側にたっぷりと溜まっている精液の量や、取り出した部分に糸まで引いている様子にすっかり圧倒させられていたのだ。
どれだけいやらしい感情に支配されていたのか、白く濁った液体の様子から意識せずにいられない。
すぐにでも落ち着きを取り戻さなければいけないはずなのに、周囲に漂ってくる異臭が鼻の奥にしつこくこびりついてくるのだ……
「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ……」
クシュクシュッ。
あまりに破廉恥な振る舞いに言葉を失いながら、彩葵は淡々と後始末を続ける。
内側に溜まった液体ごとコンドームを汚物入れに捨て去った後、小さくなった逸物を丹念に拭い去って、下ろしていたショーツを一気に持ち上げる。
はしたない部分も下着の中にちゃんと収まっているようなので、やっとトイレから出られそうなのだ。
「誰もいない今のうちに……えいっ!」
フラフラフラッ……
下半身をしっかり取り繕った後、彩葵はそそくさと女子トイレから遠ざかる。
周囲を何度も振り返りながら、自分以外に誰もいないのを確かめないとなかなか安心できそうになかった。
はしたない行為のせいで時間を潰した分、いつまでもトイレに篭もっているわけにもいかなかったので、すぐにでも業務へ戻るつもりでいたのだ。
* * * * * *
コツッ、コツッ、コツッ……
「んんっ……!」
トイレから立ち去った後も、彩葵はおかしな声を次々と洩らしてしまう。
通路を歩き回るうちに、つい腰をくねらせずにいられない。
自慰行為もしっかりとやり遂げたはずなのに、なかなか思うように落ち着きを取り戻せそうになかったのだ。
ヒクンッ、ヒクンッ、ヒクンッ……
(歩くたびに刺激が響いてたまらない……やっと小さくなったはずなのに、このままじゃまたトイレに寄らなくちゃいけないじゃない!)
ショーツの内側で繰り広げられている事態に、彩葵はあっけなく気を取られてしまう。
脚を持ち上げるたびに下着の生地が逸物へと擦れて、おかしな余韻が続々と響いてくるのだ。
これから残りの業務をこなさなければいけないはずなのに、いやらしい感覚につい戸惑わずにいられない。
もし何かの拍子に勃起でも引き起こしてしまえば、またしてもトイレに駆け込まなければいけなかったのだ。
「……あら、棚橋さん。こんな所にいたのね? そろそろ病室を回ってもらいたいんだけど、頼めるかしら?」
彩葵の抱えている悩みも知らず、通路をすれ違った同僚が何気なく話し掛けてくる。
ずっと彩葵を探し続けていたのに、気づいたら行方をくらましていたのが気になってたまらなかった。
縮み上がっている様子を気にしながら、普段どおり業務を続けて欲しいと頼み込む。
「は、はい。すぐ向かいます……うぅっ!」
ヒクヒクヒクッ。
同僚に返事を返す間も、彩葵はすっかり焦り出してしまう。
おかしな素振りなどを疑われても困るはずなのに、とんでもない事実に気づかされていたのだ。
とっさに顔を逸らした後も、なかなか同僚の方を振り向けそうになかった。
ムワッ……
(やだ、ちゃんと拭いたはずなのに……どうしていやらしい匂いが残っちゃってるの? こんな匂いなんてもし嗅がれちゃったら、下半身の秘密を疑われちゃうかもしれないのに!?)
いきなり鼻に舞い込んできた匂いに、彩葵は思わず言葉を失ってしまう。
まだ同僚が近くにいるはずなのに、下半身からおかしな匂いが立ち昇ってくるのだ……先ほど噴き出したばかりの精液による匂いだと気づいて、あまりに気まずくてたまらない。
おかしな代物の匂いなどを、もしかしたら彼女にも嗅がせてしまったかもしれないと思うだけで、自らのはしたない行いをますます悔やんでしまうのだ……
* * * * * *
「お疲れ様、棚橋さん。病院の雰囲気にも少しは慣れてもらえたかしら?」
ロッカー室へ戻ってきた彩葵を、婦長は下着姿のまま出迎える。
大学病院へ移ってきてから一ヶ月しか経ってないのに、どうやらしっかりと業務を続けているようなのだ。
「ふ、婦長。おかげ様で何とか……はうぅっ!?」
モジモジモジッ。
いきなり婦長が見せつけてきた姿に、彩葵は思わず呆気に取られてしまう。
下半身の状態に戸惑いながら、やっとの思いで業務をやり遂げたばかりなのに、まさか婦長の艶めかしい下着姿を見せつけられるなど思いもしなかった。
変な気を起こさないよう、すぐにでも顔を逸らさないといけないはずなのに、気づいたら黒で統一した彼女の下着姿に魅入ってしまったのだ。
ムクムクムクッ……
(どうしよう、婦長だって目の前にいるのに……どうして急にお股が大きくなっちゃったの!?)
ひとりでに下半身へ引き起こされた現象に、彩葵はありありと思い知らされる。
おかしな欲情に駆られるまま、またしても勃起を引き起こしてしまったのだ。
逸物が段々と堅く張り詰めてきて、ついには下着の裾から飛び出してくる。
勝手に起き上がった部分に思い悩むあまり、つい腰を捩らせずにいられない。
「あら、棚橋さん。もう業務も終わったはずなのに、どうして着替えようとしないのかしら?」
彩葵のおかしな様子に気づいて、婦長はさりげなく質問を始める。
これから着替えるつもりでいたのに、どうして自分の方にばかり視線を向けてくるのか、あまりに気になってたまらない。
「べ、別に何でもないですから。あまり気にしないでください……んんっ!」
ギチギチギチッ、ヒクヒクヒクッ……
いきなり婦長が尋ねてきた質問に、彩葵はさらに慌ててしまう。
もし下半身の状態などを知られても困るはずなのに、おかしな仕草を婦長に疑われてしまうなど思いもしなかった。
下半身を取り繕いたいあまりに、とっさに両手で股間を押さえ込んだ後、つい腰を引かずにいられない。
気まずい思いに苛まれる中、どう返事を誤魔化せば良いかを少しも思いつきそうになかったのだ……
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「昼は看護婦、夜は肉体改造の被検体…」完成しました。全18話です。
「今度はもう少し上をお願いできますか……ごめんなさいね。両手が使えないせいで、看護婦さんにこんな面倒まで掛けてしまって」
女性患者のいる病室へ赴いた後、
裸体をさらけ出したまま彩葵へと身を預けたまま、濡れたタオルで丹念に全身を拭い去ってもらえるのが心地良くてたまらない。
不自由な両脚のせいでなかなか入浴も出来ずに困っていたので嬉しかったと、そっと口にする。
「別に、お気になさらないでください。これも大切な仕事のひとつなんですから……んんっ!」
ピクンッ。
女性患者と言葉を交わす間も、彩葵はおかしな焦りに苛まれてしまう。
目の前にさらけ出している彼女の裸体を見つめたまま、つい身を捩らせずにいられない。 まだ背中すら拭い終わってないのに、ひとりでに手元を止めたまま少しも別の場所に向けられそうになかった。
(どうしよう、まだ身体を拭き終わってないのに……どうして急に身体が反応しちゃうのよ!?)
いきなり下半身に引き起こされた異変に、彩葵はあっけなく気を取られてしまう。
勤務中にもかかわらず、女性患者の身体を拭っている間にはしたない感情へと駆られてしまったのだ。
もしおかしな素振りを相手に気づかれても大変なはずなのに、激しい胸の揺さぶりを少しも抑え切れそうになかった。
気まずい思いに苛まれるあまり、ひとりでに全身を火照らせてしまうのだ……
「あら、看護婦さん。一体どうしてしまったの?」
彩葵のおかしな様子に気づいて、女性患者はさりげなく質問を続ける。
背中が終わったので、今度は胸の辺りを拭ってもらうつもりでいたのに、何故か彩葵が普段どおりに手を動かそうとしなかったのだ。
そっと様子を窺う間も、顔を俯いたままなかなか上げようとしない様子を気にせずにいられない。
「ご、ごめんなさい。すぐ終わらせますので……あうぅっ」
スリスリスリッ。
思い掛けない彼女の指摘に戸惑いながら、彩葵は再び清拭をこなすしかなかった。
とっさに返事を誤魔化しながら再びタオルを押し当てる間も、あまりに気まずくてたまらなかった。
しっかりと女性患者の身体を拭い続けなければいけないのに、下半身の状態にすっかり思い悩まされていたのだ。
少しでも気を紛らわせないといけないはずなのに、タオル越しに感じる彼女の肌触りについ意識を吸い寄せられずにいられない。
ムニュッ。
(奥様のお胸、すっごく柔らかい……まだ仕事中なのに、どうしてこんないやらしいことばっかり頭に思い浮かんじゃってるの?)
気を取り直して清拭を続ける間も、彩葵はおかしな感情へと揺れ動いてしまう。
すぐ目の前で露わになっている女性患者の裸体や、柔らかい肌触りへと夢中にさせられていたのだ。
張っている乳房をタオル越しに撫で回すたびに、つい興奮せずにいられない。
しっかり役目を果たさなければいけないと分かっているのに、心地良い肌触りを自然と追い求めてしまうのだ……
シュルシュルッ。
「ふぅっ、おかげ様でだいぶ身体もすっきりしたわ。ありがとう、看護婦さん。明日もお願いできるかしら?」
彩葵の手によって全身を拭ってもらったので、女性患者はすぐに身を取り繕っていた。
肌蹴ていた患者衣も彩葵の手を借りながら着せてもらった後、何気なくお礼を返す。
何度も撫でてもらった部分への余韻を振り返るだけで、何故か心地良くてたまらない。
「え、えぇ。明日もまた同じ時間に来ますので……」
女性患者へと返事を返した後、彩葵はそそくさと病室から遠ざかる。
彼女の様子を窺う間も、あまりに気まずくてたまらない。
これ以上顔を合わせてしまえば、おかしな感情がいつ抑え切れなくなってしまうかも分からなかったので、一刻も早く彼女の元から離れなければいけなかったのだ。
ヨタヨタヨタッ……
(何とか気づかれずに済んだみたいだけど……こんな格好、もし誰かに知られちゃったら大変なことになっちゃうんだから!)
何とか病室から立ち去った後も、彩葵はたどたどしい足取りを取ってしまう。
通路を歩く間も悶々とした気分を抱えたまま、下半身の状態につい気を取られずにいられない。
脚を持ち上げるたびに押し寄せる感覚のせいで、ひとりでに腰をくねらせてしまう。
おかしな素振りなどを誰にも気づかれないうちに、すぐにでも一人っきりになれる場所へと駆け込まなければいけなかったのだ……
* * * * * *
バタンッ。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」
やっとの思いで女子トイレへ篭もったまま、彩葵は思わず息を切らしてしまう。
延々と通路を歩く間も周囲を振り返りながら、おかしな状態に陥っている下半身をいつ誰かに見られてしまうか心配でたまらなかった。
誰の目にも触れない場所へ無事に辿り着いたので、これから気持ちを落ち着かせなければいけないのだ。
「……んんっ!」
スルスルスルッ、プルンッ!
未だためらわずにいられない中、彩葵は仕方なく準備へと取り掛かる。
看護服の裾部分を恐る恐る捲り上げると、異様に盛り上がった部分がすぐに姿を現す。
ずっと下半身を覆っていたショーツを下ろすと、今にもはち切れそうなほど膨らんだ部分がひとりでに揺れ動く。
不意に視界へ飛び込んできた部分の形状など、目にするだけで恥ずかしくてたまらない。
ピクピクピクッ……
(どうしよう、こんなに大きくなっちゃってる……もしかしたら歩いていた時も、下着からはみ出しちゃってたかも!?)
股間から起き上がっている逸物の形状に、彩葵は思わず圧倒させられる。
本来なら女性にもかかわらず、まるで男性器のような形状の逸物を下半身に携えていたのだ……半陰陽と言う特殊な体質を抱いている自分自身に、つい引け目を抱かずにいられない。
なるべく気を配っていたつもりなのに、どうして突発的に勃起などを引き起こしてしまうのか、考えるだけで憂鬱な気分にさせられる。
あまりに巨大な逸物の形状など、見ているだけでも恥ずかしくてたまらないのだ……
(奥様の身体を拭いていた時だって……柔らかいおっぱいにちょっと触れちゃっただけで、こんなにいやらしい気持ちにさせられちゃうなんて。もし奥様にこんな格好を見られちゃったら軽蔑されちゃうかもしれないのに!)
膨らみ切った部分を見つめたまま、彩葵は勃起を引き起こしてしまった瞬間の出来事を振り返る。
女性患者の清拭へと取り掛かっていた矢先、はしたない部分を膨らませてしまうほど、おかしな感情をあっけなく掻き立てられてしまったのだ……肌に吸いつくような乳房の柔らかさなど、あまりに欲情せずにいられなかった。
看護婦として抱えている役目を果たさなければいけないはずの自分が、ほんの僅かだけ同性と触れ合っただけでいやらしい衝動へと苛まれてしまう自分自身など悔やまずにいられない。
病室から離れる時も、胸の奥底に募らせていた衝動を彼女に知られなかったかと思い悩んでしまうのだ……
ギュッ。
「とりあえず、いつものように……元の大きさに戻さなくっちゃ!」
あまりに恥ずかしい自らの感情を嘆きながら、彩葵は恐る恐る準備へと取り掛かる。
未だに勃起を続けている股間を何としても収めない限りは、まともに勤務などこなせそうになかった。
太い根元を指先で摘む間も、表面の熱さにうろたえずにいられない。
抱え込んでいる興奮を静めるために、はしたない部分を自らの手で弄り続けなければいけなかったのだ。
「うぅっ……きゃんっ!?」
ズルズルズルッ、キュッ。
ポケットを探り出して、彩葵はそそくさとコンドームを取り出す。
いつ勃起を引き起こしても平気なよう、あらかじめ準備していたのだ……まさか勤務中に、いやらしい代物などを使ってしまうなどさすがに思いもしなかった。
ゴムの真ん中部分を先端へ押し当てて、徐々に男性器へと被せていく間もつい喘がずにいられない。
いやらしく張り詰めた部分へ何かが触れるたびに、耐え難い刺激が逸物へ次々と駆け抜けてしまうのだ。
プルプルプルッ……
(お股の部分、もしかしたら前より大きくなっちゃってるかも。自分でも嫌でたまらないのに……このままじゃ私、女として見てもらえなくなっちゃうかも……!?)
輪っかの部分を伸ばす間も、彩葵は下半身の様子をそっと覗き込む。
普段でも下着の中へ隠すのに苦労させられているのに、いやらしい感情に駆られるのに合わせて、さらなる膨張を引き起こしてしまったのだ。
本来なら女性にもかかわらず、まるで男性のような振る舞いなどを続けてしまう自分自身など恥じらわずにいられない。
コンドームを被せた後も、薄い膜を今にも突き抜けそうな勢いの先端にすっかり圧倒させられてしまうのだ……
「ひうぅんっ……! はぁっ、はぁっ、はぁっ!」
シュコッ、シュコッ、シュコッ……
やっとの思いでコンドームを装着できたので、彩葵は恐る恐る逸物へと手を伸ばす。
おかしな興奮を静めるため、自らの手でしごき続けるつもりでいたのだ。
根元からしっかりと握り締めたまま、先端へ何度も手元を動かすたびに腰をくねらせずにいられない。
薄いゴム越しに指先が絡みつくたびに、耐え難い刺激が続々と押し寄せてくるのだ。
ギチギチギチッ、ムクムクムクッ……
(どうしよう、手の中でどんどん堅くなっちゃって……すっごく熱くってたまらない!)
何度も身悶えを引き起こしながら、彩葵はさらに胸の奥底を熱くしてしまう。
今にもはち切れそうなほど堅く張り詰めている、はしたない下半身の状態を思い悩みながら、当分は股間から手を離せそうになかった。
逸物の表面が何度も脈打ってきて、おかしな感情がひとりでに湧き上がってくる。
たとえ恥ずかしくてたまらないとしても、下半身をしっかり慰めてあげない限りは、はしたない衝動を少しも抑え切れそうにないのだ……
「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ……!」
ギュムッ、ギュムッ、ギュムッ……
延々と自慰行為を続けるうちに、彩葵はますます胸を弾ませてしまう。
少しでも理性を取り戻すために繰り広げていたはずなのに、敏感な部分をしごくたびにいやらしい感情が昂ぶってくる。
膨らんでいる部分にしっかりと指先を押し込みながら、逸物全体へと刺激を叩き込む。
たとえ女子トイレに篭もっていても、はしたない行為をいつ誰かに気づかれてしまうかも分からないはずなのに、おかしな吐息まで自然と漏れ出してしまうのだ。
(奥様のおっぱい、すっごく柔らかかったな……明日、身体を拭かせてもらう時にもっと触ってみてもいいかも……!)
夢中になって逸物を弄り回すうちに、彩葵の脳裏に何かがよぎってくる。
先ほど清拭を続けていた女性患者の裸体や、乳房の柔らかい感触が次々と湧き上がってきて、おかしな興奮を掻き立てられてしまうのだ。
いやらしい感情を恥じらう反面、さらに自らの指先で彼女の身体を触ってみたいと思い込むたびに、ひとりでに身体の奥底が熱くなってくる。
決して本人には明かせない、あまりにはしたない感情が漲ってくるたびに、さらに胸の鼓動が激しくなってしまうのだ……
「も、もう我慢できなくなっちゃって……んふぅっ!?」
ガクガクガクッ、ビュクビュクンッ!
股間の代物を弄り続けてから数分後、彩葵はおかしな状態へと陥ってしまう。
ずっと握り締めていた部分が、手の中でいきなり暴れ狂ってきたのだ。
トイレに潜んでいる自分の存在を誰かに知られても大変なのに、つい悲鳴を撒き散らさずにいられない。
夢中になって自慰行為へと耽っているうちに、あっけなく絶頂へと達してしまったのだ。
ブビュルビュルッ、ビチャビチャビチャッ。
「あ、あひいぃんっ……! そんなに沢山出ちゃったら溢れちゃうかもしれないのに……くうぅっ!」
激しい刺激に屈するまま、彩葵はとんでもない現象を引き起こしてしまう。
ひとりでに逸物全体が震え出したかと思えば、先端から熱い液体が続々と噴き出してくる……女性にもかかわらず、ついには射精まで繰り広げてしまったのだ。
コンドームの先端部分に溜まっていく精液の重みに、つい気を取られずにいられない。
膨らんでいる部分が徐々に垂れ下がってきて、今にも手元から零れ落ちそうな勢いだったのだ。
ドロドロドロッ、ヌチョチョッ。
(どうしよう……精液が出てくるの、全然止められなくなっちゃってる。もうコンドームの中も満杯になっちゃって、ちゃんと押さえてないと重みで外れちゃいそう……!)
ついには逸物にも絡みついてきた精液の感触に、彩葵は思わずうろたえてしまう。
何度も射精を繰り返しているはずなのに、なかなか精液の勢いが収まりそうになかったのだ。
気づいたらコンドームの内側で逆流しながら、段々と胴体の方に雪崩れ込んでくる……しつこく纏わりつくような肌触りなど、あまりに不快でたまらない。
すぐに下半身を拭わなければいけないはずなのに、未だに先端から精液が溢れ出してきて、当分は興奮を静められそうにないのだ……
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……も、もう出てこないわよね……?」
ブルブルブルッ……
絶頂へと達してから数分後、彩葵はやっとの思いで落ち着きを取り戻すことが出来た。
精液を出し尽くしたおかげか、張り詰めていた部分も手の中で縮んできて段々と柔らかくなっていたのだ。
おとなしくなった部分を見つめたまま、つい胸を撫で下ろさずにいられない。
ずっと胸の奥底を駆け巡っていたいやらしい衝動も収まったので、すぐにでも下半身を取り繕うつもりでいたのだ。
「んんっ……あ、あうぅんっ!」
ズルズルズルッ。
着々と後片付けに取り掛かる間も、彩葵は思わず声を洩らしてしまう。
縮み上がった逸物を恐る恐るコンドームから引き抜く間も、おかしな余韻が敏感な部分へと響いてたまらない。
下半身をしっかりとこわばらせて、押し寄せる刺激を何としても耐え抜かなければいけないのだ。
ネチョネチョネチョッ、タプンッ。
(やだ、こんなに沢山いやらしいものなんて出しちゃったんだ。小さくなった部分にも絡みついてきて、すっごく気持ち悪くてたまらないのに……!)
やっとの思いで取り外したコンドームの様子に、彩葵も思わず目を疑ってしまう。
薄い膜の内側にたっぷりと溜まっている精液の量や、取り出した部分に糸まで引いている様子にすっかり圧倒させられていたのだ。
どれだけいやらしい感情に支配されていたのか、白く濁った液体の様子から意識せずにいられない。
すぐにでも落ち着きを取り戻さなければいけないはずなのに、周囲に漂ってくる異臭が鼻の奥にしつこくこびりついてくるのだ……
「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ……」
クシュクシュッ。
あまりに破廉恥な振る舞いに言葉を失いながら、彩葵は淡々と後始末を続ける。
内側に溜まった液体ごとコンドームを汚物入れに捨て去った後、小さくなった逸物を丹念に拭い去って、下ろしていたショーツを一気に持ち上げる。
はしたない部分も下着の中にちゃんと収まっているようなので、やっとトイレから出られそうなのだ。
「誰もいない今のうちに……えいっ!」
フラフラフラッ……
下半身をしっかり取り繕った後、彩葵はそそくさと女子トイレから遠ざかる。
周囲を何度も振り返りながら、自分以外に誰もいないのを確かめないとなかなか安心できそうになかった。
はしたない行為のせいで時間を潰した分、いつまでもトイレに篭もっているわけにもいかなかったので、すぐにでも業務へ戻るつもりでいたのだ。
* * * * * *
コツッ、コツッ、コツッ……
「んんっ……!」
トイレから立ち去った後も、彩葵はおかしな声を次々と洩らしてしまう。
通路を歩き回るうちに、つい腰をくねらせずにいられない。
自慰行為もしっかりとやり遂げたはずなのに、なかなか思うように落ち着きを取り戻せそうになかったのだ。
ヒクンッ、ヒクンッ、ヒクンッ……
(歩くたびに刺激が響いてたまらない……やっと小さくなったはずなのに、このままじゃまたトイレに寄らなくちゃいけないじゃない!)
ショーツの内側で繰り広げられている事態に、彩葵はあっけなく気を取られてしまう。
脚を持ち上げるたびに下着の生地が逸物へと擦れて、おかしな余韻が続々と響いてくるのだ。
これから残りの業務をこなさなければいけないはずなのに、いやらしい感覚につい戸惑わずにいられない。
もし何かの拍子に勃起でも引き起こしてしまえば、またしてもトイレに駆け込まなければいけなかったのだ。
「……あら、棚橋さん。こんな所にいたのね? そろそろ病室を回ってもらいたいんだけど、頼めるかしら?」
彩葵の抱えている悩みも知らず、通路をすれ違った同僚が何気なく話し掛けてくる。
ずっと彩葵を探し続けていたのに、気づいたら行方をくらましていたのが気になってたまらなかった。
縮み上がっている様子を気にしながら、普段どおり業務を続けて欲しいと頼み込む。
「は、はい。すぐ向かいます……うぅっ!」
ヒクヒクヒクッ。
同僚に返事を返す間も、彩葵はすっかり焦り出してしまう。
おかしな素振りなどを疑われても困るはずなのに、とんでもない事実に気づかされていたのだ。
とっさに顔を逸らした後も、なかなか同僚の方を振り向けそうになかった。
ムワッ……
(やだ、ちゃんと拭いたはずなのに……どうしていやらしい匂いが残っちゃってるの? こんな匂いなんてもし嗅がれちゃったら、下半身の秘密を疑われちゃうかもしれないのに!?)
いきなり鼻に舞い込んできた匂いに、彩葵は思わず言葉を失ってしまう。
まだ同僚が近くにいるはずなのに、下半身からおかしな匂いが立ち昇ってくるのだ……先ほど噴き出したばかりの精液による匂いだと気づいて、あまりに気まずくてたまらない。
おかしな代物の匂いなどを、もしかしたら彼女にも嗅がせてしまったかもしれないと思うだけで、自らのはしたない行いをますます悔やんでしまうのだ……
* * * * * *
「お疲れ様、棚橋さん。病院の雰囲気にも少しは慣れてもらえたかしら?」
ロッカー室へ戻ってきた彩葵を、婦長は下着姿のまま出迎える。
大学病院へ移ってきてから一ヶ月しか経ってないのに、どうやらしっかりと業務を続けているようなのだ。
「ふ、婦長。おかげ様で何とか……はうぅっ!?」
モジモジモジッ。
いきなり婦長が見せつけてきた姿に、彩葵は思わず呆気に取られてしまう。
下半身の状態に戸惑いながら、やっとの思いで業務をやり遂げたばかりなのに、まさか婦長の艶めかしい下着姿を見せつけられるなど思いもしなかった。
変な気を起こさないよう、すぐにでも顔を逸らさないといけないはずなのに、気づいたら黒で統一した彼女の下着姿に魅入ってしまったのだ。
ムクムクムクッ……
(どうしよう、婦長だって目の前にいるのに……どうして急にお股が大きくなっちゃったの!?)
ひとりでに下半身へ引き起こされた現象に、彩葵はありありと思い知らされる。
おかしな欲情に駆られるまま、またしても勃起を引き起こしてしまったのだ。
逸物が段々と堅く張り詰めてきて、ついには下着の裾から飛び出してくる。
勝手に起き上がった部分に思い悩むあまり、つい腰を捩らせずにいられない。
「あら、棚橋さん。もう業務も終わったはずなのに、どうして着替えようとしないのかしら?」
彩葵のおかしな様子に気づいて、婦長はさりげなく質問を始める。
これから着替えるつもりでいたのに、どうして自分の方にばかり視線を向けてくるのか、あまりに気になってたまらない。
「べ、別に何でもないですから。あまり気にしないでください……んんっ!」
ギチギチギチッ、ヒクヒクヒクッ……
いきなり婦長が尋ねてきた質問に、彩葵はさらに慌ててしまう。
もし下半身の状態などを知られても困るはずなのに、おかしな仕草を婦長に疑われてしまうなど思いもしなかった。
下半身を取り繕いたいあまりに、とっさに両手で股間を押さえ込んだ後、つい腰を引かずにいられない。
気まずい思いに苛まれる中、どう返事を誤魔化せば良いかを少しも思いつきそうになかったのだ……
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「昼は看護婦、夜は肉体改造の被検体…」完成しました。全18話です。