「墜ちた女勇者御一行~暗示の滝壺~」第5話をお送りします…

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「あ、あくうぅんっ……」

モゾモゾモゾッ、ヌチュヌチュヌチュッ。



 群がる触手と戯れるうちに、リリムはまたしても喘いでしまう。

 敏感な部分を弄ばれるたびに、何度も息を切らしながら身を捩らせていたのだ。

 自分から身を委ねているうちに、さらに触手の先端が全身に絡みついてくる。

 しっかりと肌に食い込みながら全身を撫で回してくる様子に、すっかり夢中にさせられていたのだ。



「やだ、リリムが可哀想じゃない……お願いだから、もういい加減に離してよぉっ!」

「このままじゃリリムが飲み込まれちゃうかもしれないのに……くぅっ! どうしてしつこく私達の邪魔ばかりしてくるの!?」

グニュルグニュルグニュルッ。



 触手の束に引き込まれようとしているリリムの様子に、ツバキもルーザもさらに心配を寄せていく。

 強引に晒されてしまった部分をしつこく捏ね繰り回されている様子から、酷い目に遭わされていることだけは間違いなかった……彼女の悲鳴が聞こえるたびに、あまりに歯痒くてたまらない。

 身悶えを繰り返すリリムを何としても助け出さなければいけないのに、どうしても彼女の元へ辿り着けそうになかった。

 群がる触手に行く手を遮られるだけでなく、次は自分達まで餌食にしようとしていたのだ。



シュルシュルシュルッ……ギュムッ!

「……や、やだっ!?」



 必死の思いで触手を退治しようとしていた矢先、ルーザは呆気に取られてしまう。

 物陰に潜んでいた触手がいきなり先端を延ばしてきて、足元に絡みついてきたのだ。

 足首をしつこく掴んでくるおぞましい感触に、つい驚かずにいられない。

 とっさに後ろを振り返った頃には、しっかりと足首に巻きついてきた後だった。



「嫌っ! お願いだからこっちに絡んでこないで……あうぅっ!」

ギチギチギチィッ……ドサッ!



 とっさに触手を足首から追い払おうとするルーザだけど、さらなる窮地へと追いやられてしまう。

 どんなに振り払おうとしても太い触手を振り解けないどころか、強引におかしな方向へと引っ張ってきたのだ。

 気づいたら身体が前のめりになって、あっけなく地面に倒されてしまった。

 ものの見事に体勢を崩された後も、触手は以前として足首に巻きついてくる。



(どうしよう、すぐに武器を取り戻さなきゃ……私までリリムみたいな目に遭わされちゃうかも分からないのに……!)



 突然迫ってくる触手の行動に、ルーザは呆気に取られていた。

 何としてもリリムを救い出すつもりでいたのに、まさか自分まで触手に襲われてしまうなどさすがに思いもしなかった。

 体勢を立て直している間も、つい焦らずにいられない。

 地面に倒れた拍子に、ずっと握り締めていた武器を手離してしまったのだ……



「あ、あうぅっ……いい加減離れてってば、うぐぅっ!?」

ギュルギュルギュルッ、ミシミシミシィッ……



 何とかして武器を取り返そうとした矢先、ルーザはあっけなく身動きを封じられてしまう。

 体勢を立て直す間もなく、手首や足首に次々と触手が絡んできたのだ……身体中を縛りつけてくる触手の力強さを、嫌と言うほど痛感させられる。

 必死の思いでもがき続けているはずなのに、どんなに身を捩らせても起き上がれそうになかった。

 太い触手がしつこく巻きついてきて、どんなに引っ張っても抜け出せそうにないのだ。



「やだっ! もうお願いだからそれ以上絡んでこないで……ひぎぃっ!?」

ニュルニュルニュルッ、ジュププッ!



 まともな身動きすら取れないうちに、ルーザはさらなる事態へと陥ってしまう。

 下半身の辺りに次々と触手が群がってきて、気づいたら尻穴を探られてしまったのだ。

 肛門を強引にこじ開けようとする様子に、つい焦らずにいられない。

 ついには先端が身体の内側に潜り込んできて、肛門を強引に押し広げてくるのだ。



ミチミチミチィッ、グニュニュッ!

(ただでさえ触手に掴まって大変なのに……もしかして、身体の中にまで入ってきちゃうつもりなの!?)



 あまりに考えられない触手の行動に、ルーザは言葉を詰まらせてしまう。

 おかしな拍子に全身を取り押さえられるだけでなく、まさか身体の内側まで弄り回されるなど思いもしなかった。

 先端が抉り込むたびに弾力性のある異物が腸内に蠢いてきて、とにかく不愉快でたまらない。

 すぐにでも触手から離れなければいけないのに、しっかりと触手が巻きついてきて少しも身体を起こせそうになかったのだ。



「も、もうそれ以上奥には入ってこないで……お、おごぉっ!?」

ジョボジョボジョボッ……



 触手から少しも抜け出せないうちに、ルーザはさらなる悪戯を迫られてしまう。

 尻穴の奥深くまで先端が侵入したまま、今度は液体まで注がれ始めていたのだ……先端から一気に液体が噴き出してきて、腸内を着々と満たしてくる。

 思い掛けない行為を触手から仕向けられて、つい茫然とせずにいられない。

 ただでさえ触手に掴まっているだけでも大変なのに、体内まで弄ばれてしまうなどさすがに想像すらつかなかった。



ドプドプドプッ……ゴプンッ!

(もしかして、お腹の中に何か変なものでも入れてきちゃってるの……お腹がどんどん膨れてきちゃって、もう苦しくってたまんない!?)







 腸内に続々と液体を注ぎ込まれるたびに、ルーザはますます弱り果ててしまう。

 太い触手が体内に潜り込んできたかと思えば、何度もうねりながら液体を送り込んでくるのだ……触手の表面が太くなるたびに体内を圧迫されて、とにかく苦しくてたまらない。

 気づいたらお腹の中で何かが波打ってきて、段々と身体が重たくなってくる。

 尻穴に突き刺さっている触手を引き抜くどころか、少しも体勢を立て直せそうになかったのだ。



「る、ルーザまで……! すぐ助けてあげるから、ちょっと待ってて……ひうぅっ!?」

シュルシュルシュルッ、ギチチッ!



 触手に襲われるまま蹲っているルーザを救い出そうとした矢先、ツバキも窮地に立たされてしまう。

 苦しがっているルーザに近づこうとした途端、足元に忍び寄っていた触手に突然行く手を阻まれてしまった。

 続々と群がってくる触手の束に、つい目を疑わずにいられない。

 足首や太股に次々としがみついてきて、ものの見事に身動きを封じられてしまったのだ。



(いつの間に、こんな近くに別の触手が近づいてきていたなんて……!)



 足元を見つめたまま、ツバキは凍りつかずにいられなかった。

 二人を助けるのに夢中になるあまり、まさか自分が触手の標的になるなど思いもしなかった……背後に潜んでいた触手の存在に、少しも気づけなかったのがあまりに悔しくてたまらない。

 気づいたら足首をしっかりと締めつけたまま、別の触手が太股の方へと迫ってくる。

 どんな目に遭わされてしまうかも分からない中、どうしても触手を振り解けそうになかったのだ……



「……やだっ! このままじゃ私まで二人みたいな目に遭っちゃうのに……きゃんっ!?」

ニュルニュルニュルッ、ヌチュッ。



 身体をしっかりと取り押さえてくる触手の様子に、ツバキは着々と追い詰められていく。

 何とかして触手を追い払おうともがき続けてみても、なかなか思うように両脚を引き抜けそうになかった……まるでツバキを嘲笑うかのように、しつこく足首を締め上げてくる始末だった。

 しつこく絡みついてくる触手の感触に、つい困惑せずにいられない。

 気づいたら手首まで掴まれてしまい、さらに下半身を探ろうと群がってくる始末だった。



「お、お願いだから離してって言ってるでしょ……きゃひぃんっ!?」

クネクネクネッ。



 思い掛けない触手の行動に、ツバキはすっかり翻弄させられていた。

 いきなり腰に巻きついてきたかと思えばタイツを下着ごと引きずり下ろされて、強引に下半身を探られてしまったのだ……しつこく這いずり回ってくる触手の様子に、つい焦らずにいられない。

 何度も身を捩らせているはずなのに、どうしても触手を跳ね除けられそうになかった。

 ついには下半身を暴かれてしまい、ひとりでに喘いでしまうのだ。



ギュムッ……シュコッ、シュコッ、シュコッ。

(もしかして……お股に生えてる部分を触ってきちゃうつもりなの!? 二人だって傍にいるのに、これ以上おかしな真似なんて仕掛けてこないで!?)



 不意に押し寄せてきた感触に、ツバキは呆気に取られてしまう。

 自分でも触ったことすらない部分などを、寄りにも寄って触手の手に寄って弄られてしまっていたのだ……棒状の部分を包み込まれたまま上下にしごかれるたびに、つい身悶えずにいられない。

 異様に盛り上がった部分などを触手などに弄られてしまうなど、あまりに考えられない事態だった。

 弾力性のある表面によって、おかしな感覚を着々と叩き込まれていく……



「そ、それ以上は本当に駄目なのに……はぐぅうっ!?」

モゾモゾモゾッ。



 触手から仕向けられた悪戯によって、ツバキはさらに落ち着きを失ってしまう。

 リリムやルーザと同じように、触手にいやらしい行為などを迫られてしまっていたのだ……敏感な部分を締めつけられるたびに、つい悲鳴を洩らさずにいられない。

 群がる触手から抜け出すどころか、下半身に巻きついている部分を追い払うことすら出来そうになかった。

 下半身から続々と湧き上がってくる感覚を、ひたむきに堪えるだけで精一杯だったのだ。



ギチギチギチッ、ムクムクムクッ……

(どうしてなの……すぐに抜け出さなきゃいけないのに、お股の部分をほんのちょっと弄られただけで、身体中がくすぐったくてたまらない!?)







 触手の束に下半身を弄ばれるうちに、ツバキは段々とおかしな感覚に苛まれてしまう。

 敏感な部分を触手に撫でられるたびに、たまらない刺激が着々と押し寄せてくる……ひとりでに全身を揺さぶってくるような感覚に、つい思い悩まずにいられない。

 未だに状況を飲み込めそうにない中、はしたない部分が段々と熱を帯びながら堅さを増してくる始末だった。

 今まで感じたことすらなかった抑えられない衝動が、胸の奥底で沸々と湧き上がってくるのだ……



「は、はひぃいんっ……そ、そんなに激しく触ってこないでぇ、きゃはぁあんっ!?」

ガクガクガクッ、ビュクビュクビュクンッ!



 触手に下半身を弄り回されるうちに、ツバキはおかしな行動を引き起こしてしまう。

 ひとりでに背筋を跳ね上がらせながら、感情に任せて喘いでしまったのだ。

 未だにためらわずにいられない中、全身が弾けそうな錯覚をどうしても堪え切れそうになかった。

 過敏な部分を幾度となくしごかれるうちに、徹底的な瞬間を迎えてしまっていたのだ……



ゾクゾクゾクッ……ブビュルッ、ビチビチビチィッ!

(どうしよう、先っぽからどんどん……熱いものが溢れてきちゃってる! こんな変なものに掴まっちゃうまま、強引にお漏らしさせられちゃうなんて!?)







 下半身に引き起こされた現象に、ツバキはあっけなく意識を奪われてしまう。

 股間から生えている部分を弄られるうちに、気づいたら絶頂を引き起こしてしまった……たまらない快感が下半身を駆け巡るうちに、体内で煮え滾っていた何かが一気に先端から噴き出してくる。

 ひとりでに暴れ回っている股間の様子に、つい茫然とせずにいられない。

 おかしな悪戯を迫られるうちに、ものの見事に精通をやり遂げてしまっていたのだ……



「は、はひぃいんっ……! もうそれ以上触られちゃったら、本当に身体がおかしくなっちゃうぅ、きゃはぁんっ!?」

ブルブルブルッ、モジモジモジッ。



 おかしな気持ちの昂ぶりに襲われている間も、ツバキはどうしても触手の群れから抜け出せそうになかった。

 両脚に絡みついたまま、堅くなった部分を未だにしごき続けてくるのだ……激しい快感の余韻が立て続けに押し寄せてきて、あっけなく悲鳴を洩らしてしまう。

 下半身の辺りで引き起こされている現象に、つい茫然とせずにいられない。

 盛り上がっている部分がひとりでに脈打ってきて、粘ついた液体が幾度となく飛び出してくるのだ。



ビュルビュルビュルッ、ヌチュチュッ、ドロドロヌチョッ……

(どうしてなの……お股の部分を弄られるたびに、すっごく気持ち良くてたまらない。二人とも掴まっちゃって大変なのに、全然身体に力が入らなくなっちゃってる……)



 その場に立ち尽くしたまま、ツバキは言葉を失ってしまう。

 触手の束に下半身を弄ばれるうちに、とんでもない行為を繰り広げてしまったのだ……まだ意味合いすら分からないものの、女の身体でありながら射精を引き起こしてしまった事実の凄まじさを否応なく思い知らされる。

 胴体の部分を何度も擦られるたびに、残っていた精液を続々とぶち撒けていく。

 おかしな拍子に変わり果ててしまった下半身の状態を、触手の手によってものの見事に暴かれてしまったのだ……



「はぁっ、はぁっ、はぁっ……きゃんっ!?」

グニュルグニュルグニュルッ……



 何度も息を切らしながら触手に身を委ねていた矢先、ツバキは思わず目を疑ってしまう。

 あれほどしつこく絡んできた触手が、みるみるうちに物陰へ引っ込んでいったのだ……徐々に目の前から消え失せていく様子に、つい茫然とせずにいられない。

 やっとの思いで触手から抜け出せたはずなのに、なかなか落ち着きを取り戻せそうになかった。

 下半身を散々弄繰り回されたせいか、縮み上がった部分から未だに精液が垂れ落ちてきていたのだ。



「ふ、二人とも大丈夫!? いつ襲ってくるかも分からないし、とりあえず今のうちに、ここから逃げましょう……!」

フラフラフラッ……



 とっさに下半身を取り繕いながら、ツバキは二人へと言葉を交わす。

 ルーザやリリムに絡みついていた触手もいなくなったようなので、すぐにでも洞窟から抜け出すつもりでいたのだ。

 地面に崩れ落ちている二人に呼び掛けている間も、つい思い悩まずにいられない。

 二人と顔を見合わせているうちに、ひとりでに顔が火照ってしまうのだ。



ゾクゾクゾクッ……

(まさか、こんなおかしなものに絡まれて……いやらしい悪戯されちゃうなんて。もしあのまま飲み込まれちゃったらどんな目に遭っちゃうか分からないし、何とかしてここから抜け出さなくっちゃう!)



 洞窟の外を目指している間も、ツバキは思い悩まずにいられなかった。

 本当なら魔物を退治するつもりだったのに、まさか自分達が触手の餌食になってしまうなど思いもしなかった……触手に襲われるのを恐れるあまりに逃げ出してしまっているのが、あまりに情けなくてたまらない。

 自らの不甲斐なさを痛感させられる中、何としても洞窟から抜け出すしかなかった。

 もし再び触手に絡まれてしまえば、今度こそ意識が飲み込まれてしまうかもしれないとすら思い知らされていたのだ……



      *      *      *      *      *      *



「はぁっ、はぁっ、はぁっ……んんっ!」

ヨロヨロヨロッ……



 明るい方を目指しているうちに、三人は慌てて洞窟の外へ飛び出していく。

 何度も膝を崩し掛けながら、やっとの思いで触手の巣窟から抜け出していたのだ。

 洞窟の出口に立ち尽くしたまま、つい息を切らさずにいられない。

 外に出るまでの間、いつ触手に襲われてしまうか分からないまま耐え難い緊張へと苛まれてしまっていたのだ。



「ちょ、ちょっと待ってぇ。そんなに急かさないでってばぁ……うぐっ!?」

ガクガクガクッ……



 命からがら洞窟から逃げ帰った後も、ルーザはとんでもない状況に苛まれてしまう。

 魔物に出会わないうちに街へ引き返そうとしていた矢先、突然立ち止まったまま地面に崩れ落ちてしまったのだ。

 すぐにでも二人の後を追い掛けなければいけないはずなのに、どうしても体勢を整えられそうになかった。

 まともに身動きすら取れそうにないほど、おかしな感覚が続々と押し迫ってくるのだ。



「る、ルーザ……一体どうしちゃったの?」

「ツバキ、ちょっと待ってあげて。何かルーザの様子がおかしいみたいなの……?」



 ルーザのおかしな様子に気づいて、ツバキとリリムはすぐに心配を寄せてくる。

 すぐにでも街に戻るつもりでいたのに、気づいたらルーザが倒れ込んでしまったのだ。

 彼女の様子を窺っている間も、つい気懸かりでたまらない……触手に絡まれるうちに、もしかしたら何かおかしな目にでも遭ってしまったかもしれなかった。



「だ、大丈夫。きっとすぐに収まるはずだから……あうぅっ!?」

ギュムッ。



 恐る恐る二人に返事を返している間も、ルーザはすぐに言葉を詰まらせてしまう。

 何とかして起き上がらなければいけないのに、少しも体勢を変えられそうになかった。

 ひたむきに全身をこわばらせたまま、つい思い悩まずにいられない。

 もし無理に動いてしまえば、どんな事態を招いてしまうかも分からなかった。



グギュルギュルッ、ゾクゾクゾクゥッ……

(どうして、こんな時に……急にお腹がおかしくなってきちゃうの!? やっと洞窟から抜け出したばかりなのに、さっきから苦しくってたまんないよぉ……!)



 下腹部に引き起こされている状況に、ルーザは着々と神経を削がれてしまう。

 やっとの思いで触手から抜け出したばかりなのに、猛烈な悪寒に襲われてしまったのだ……どうやら触手に尻穴を探られるまま、おかしな液体を体内に注ぎ込まれたのが原因らしい。

 なるべく刺激を与えないよう気を配っているはずなのに、大量の液体がお腹の中で揺れ動いてきて、とにかく苦しくてたまらなかった。

 下腹部を幾度となく揺さぶられるうちに、気づいたら便意まで湧き上がってくる……



「あ、あぐうぅっ……うぐぅっ!?」

ブルブルブルッ、ビクビクビクンッ!



 思わぬ拍子に催してしまった便意を、ルーザは懸命に堪えていた。

 まさか人前で粗相など出来そうになかったので、何とかして下腹部の欲求を抑えるつもりでいたのだ……感覚の波が収まるのを待っている間も、つい呻かずにいられない。

 下腹部の欲求が静まるどころか、刻一刻と勢いを増してくる始末だった。

 傍にいる二人の様子を少しも窺えないまま、全身へ一気に鳥肌が立ってくる。



「も、もうそれ以上は駄目ぇっ! ひぐぅうんっ!?」

クネクネクネッ……ブビビッ、ビチビチビチィッ!



 猛烈な便意に屈するまま、ルーザは致命的な瞬間を迎えてしまう。

 少しも体勢を整えられないうちに悲鳴を洩らすうちに、耳障りな物音を次々と響かせてしまったのだ。

 下半身に押し寄せてくるおぞましい感触に、つい戸惑わずにいられない。

 ずっと引き締めていた部分を、おかしな衝動に屈するままあっけなく緩めてしまっていたのだ。



ビチャビチャビチャッ、グチャチャッ!

「や、やだっ! ルーザってば一体、どうしちゃったの……!?」

「ルーザってば、さっき触手に絡まれた時にお尻を弄られちゃってたみたいなの。もしかしたら、お腹の中に何かおかしなものでも入れられちゃってたのかも……?」



 突然ルーザが引き起こしたルーザの粗相に、二人はすっかり度肝を抜かれてしまう。

 いきなり腰をくねらせたかと思えば放屁を繰り返して、お尻の辺りから次々と汚物を撒き散らしていたのだ……下着の裾から噴き出してくる液状便の様子に、つい茫然とせずにいられない。

 気づいたら下着の表面だけでなく、太股や脚の辺りにも茶色い飛沫を飛ばしていく始末だった。



「い、嫌っ! お願いだから、もう出てこないでってばぁ……ひぐっ、もう駄目ぇっ!?」

ブリュブリュブリュッ、ビチビチビチィッ!



 二人から向けられる反応に慌てている間も、ルーザはなかなか排便を止められそうになかった。

 幾度となく腸内が揺れ動くたびに肛門が広がって、内側に溜まっていた液体を次々と吐き出してしまうのだ……下着の裏側や太股の辺りにこびりつく、泥状の感触を否応なく痛感させられる。

 下半身が徐々に汚物で塗れていくのを分かっているはずなのに、みっともない格好を取り繕うどころか少しも姿勢を変えられそうになかった。

 お腹の中を駆け回ってくる衝動を、どんなに頑張っても抑え切れそうにないのだ。



グヂュグヂュグヂュッ、ヌチョヌチョブヂュッ!

(こんなみっともない格好なんて誰にも見られたくないのに……どうして、お尻の穴が言うことを聞いてくれないのよぉ!?)



 下腹部の欲求に襲われるまま脱糞を続けるたびに、ルーザは激しく気持ちを揺さぶられてしまう。

 腸内におかしな代物を注ぎ込まれるまま、まさか仲間のいる前で粗相をしでかすなど考えられない事態だった……激しい恥じらいに苛まれる間も、みっともない失態を少しも止められそうになかった。

 戦士としてあるまじき姿などを、ついに人目に晒してしまったのがあまりに嘆かわしくてたまらない。

 耐え難い後悔の念に襲われている間も尻穴が緩み切ったまま下痢便を噴き出してしまい、なかなか思うように排便を止められそうにないのだ……

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