「私立欠損学園」第5話をお送りします…

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『私立欠損学園』ついに発売しました。全18話なので、続きが気になったらお買い上げください。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」

フルフルフルッ……



 最後の男子が目の前から遠ざかった後も、美都は落ち着きを取り戻せそうになかった。

 薫子に仕向けられるまま、周りにいる男子達を相手に延々といやらしい行為を仕向けられてしまったのだ……息を切らしたまま、つい俯かずにいられない。

 大勢の異性がいる前ではしたない格好をさらけ出すうちに、とんでもない格好が出来上がってしまった。

 どんなに不快でたまらなくても、両手で乳房を持ち上げたまま少しも顔の汚れを拭えそうになかったのだ。



ヌチョヌチョヌチョッ、ドロドロォッ……

(おかしなものなんて見せられて、胸がこんなに汚れちゃってる……どうして私、こんな目に遭わなきゃいけないのよ!?)



 散々浴びせられた精液の存在に、美都は戸惑わずにいられなかった。

 膨らみ切った逸物を目の前へと突きつけられるまま、差し出しっ放しの双乳や顔面に精液を押しつけられてしまったのだ……様々な場所にこびりついている、粘ついた液体の感触を否応なく思い知らされる。

 やっとの思いで男子達が離れた後も、少しも気持ちを立て直せそうになかった。

 幾度となく目の前に突きつけられたおぞましい形状が目に焼きついて、少しも頭から離れなくなっていたのだ……



「ふふっ、ちゃんと男子達を満足させられたようね。破廉恥な身体が役に立って良かったじゃない……でも残念ね、まだ終わりには早いみたい。ほら、ちゃんと立ちなさい?」



 項垂れている様子も構わず、薫子は美都に平然と言葉をぶつける。

 どうやら無事に男子達の相手をやり遂げたようなので、次に予定していた行為を繰り広げてもらうつもりでいたのだ。

 握り締めていたリモコンを弄りながら、すぐに立ち上がるよう言い放つ。



「そ、そんな。こんなに身体だって汚れちゃってるのに。もうお願いだからおかしな目になんて遭わせないで……きゃんっ!?」

フラフラフラッ……



 薫子に命じられるまま、美都はとんでもない行動を取ってしまう。

 ひとりでに立ち上がった後、多目的室の外へと歩き出していたのだ。

 段々とドアが近づいてくるのに気づいて、さすがに慌てずにいられない……もしこのまま外に飛び出してしまえば、はしたない格好をさらに人目へ晒してしまうかも分からなかった。

 何としても脚を止めなければいけないはずなのに、気づいたら廊下へと踏み込んでしまったのだ。



「い、嫌っ! 何でもいいからちゃんと服を着させてぇ……くうぅっ!?」

プルンッ、プルンッ、プルンッ……







 多目的室の外に飛び出した後も、美都は少しも引き返せそうになかった。

 自分の意思と関係なく、裸体をさらけ出したまま強引に廊下を歩かされていたのだ。

 さらけ出した部分が外気に触れるたびに、つい震え上がらずにいられない。

 すぐにでも物陰に隠れたいのに、少しも身体が言うことを聞いてくれそうになかったのだ。



「おい、見てみろよ。徳大寺の奴、何て格好しちゃってるんだ……?」

「それにしても破廉恥な格好だな。みんなもいるのに、自分から見せびらかしちゃうなんてのか……」

「ずっと前から思ってたけど、まさかここまでおっぱいが大きかったなんて思わなかったよ……」



 裸体をさらけ出したまま廊下を歩き回る美都の姿は、すぐ注目の的になっていた。

 誰かが近づいてきたかと思えば、ボレロを着込んでいる以外は裸のまま校舎内を闊歩していたのだ……カールを巻いている特徴的な金髪から、相手が美都だとすぐ気づき出す。

 普段から派手に振る舞っている美都が、ついには自分から衣服を肌蹴てしまうなどさすがに思いもしなかった。

 豊満な双乳や腰のくびれ、さらには縮れ毛の生えている股間やお尻にも注目せずにいられない。



ヨタヨタヨタッ……

(こんなに恥ずかしくてたまらないのに……どうして、身体が少しも言うことを聞いてくれないの? もしかして本当に薫子が言っていたとおりに『お人形さん』にでもされてしまったとでも言うの……!?)



 周りから続々と浴びせられる視線に、美都はさらに弱り果ててしまう。

 誰かとすれ違うたびに、いやらしい視線を向けられる状況などあまりに気が引けずにいられない。

 おかしな騒ぎになっても困るはずなのに、脚を別の方向に向けてどこかに逃げ去るどころか、さらけ出している乳房や下半身を少しも取り繕えそうになかった。

 突き刺さるような視線を思い知らされるあまり、ひとりでに全身が火照ってしまうのだ……



プルンッ、プルンッ、プルンッ……

「その調子ですよ、美都様。自慢のおっぱい、もっと大勢に拝ませてあげてください!」

「美都様ってば、こんなに照れちゃって……でも首から下じゃ、こんな大胆な格好見せてくれてるんだからたまんないなぁ」

「さっき薫子様が言ってたけど、どうやら学園中を一周みたいですよ。美都様、最後まで張り切ってくださいね?」



 多目的室から立ち去った美都の後ろ姿を、男子達は夢中になって追いかけていた。

 はしたない裸体を自ら見せびらかしたままどこまで歩いてしまうつもりなのか、最後まで見送るつもりでいたのだ。

 生徒達の注目が一手に集まる中、破廉恥な振る舞いをわざとらしく囃し立ててくる。

 男子達に交ざって薫子も廊下を歩きながら、騒ぎの様子をじっくりと覗き込むのだ。



「なぁ、それ本当なのか? 美都が裸のまま廊下を歩き回ってるって……」

「生徒会の連中から聞かせてもらったから間違いないって……ほら見てみろよ、あの大きなおっぱい!」

「うはぁ……これじゃまるで何かのAVみたいじゃん!」



 美都のとんでもない行動によって、学園中が騒ぎになっていた。

 裸体のまま校舎内を闊歩する美都の様子を見ようと、生徒達が続々と廊下にやってくる。

 普段から威張り散らしていた美都が、学園の中でストリップまがいの行動を繰り広げていると聞かされて、さすがに確かめずにいられなかった。

 豊満な肉体を自らさらけ出したまま廊下を歩いている美都の元へ集まったまま、口々に噂を繰り広げていたのだ。



「も、もう嫌ぁ……お願いだから、これ以上見ないでぇ……!?」

ヨタヨタヨタッ。



 周りから続々と浴びせられる注目に、美都はますます弱り果ててしまう。

 ただでさえ恥ずかしい思いをさせられているのに、はしたない格好などいたずらに誰にも見られたくなかった。

 誰かと目が合うのを恐れるあまり、つい顔を逸らさずにいられない。

 噂を聞きつけてきた生徒達が続々と群がるうちに、気づいたら廊下が異様なほど盛り上がっていたのだ。



(どうしよう、このままじゃ学園中の男子達に……私のはしたない格好を見られちゃう! もう薫子の言いなりになんてなりたくないのに。どうして身体が言うことを聞いてくれないの……!?)



 目の前に繰り広げられている状況に、美都は言葉を失ってしまう。

 いやらしい行為を迫られたばかりなのに、ついにははしたない格好のまま廊下へと繰り出してしまったのだ……さらけ出している部分へ次々と向けられる、奇異の視線を意識せずにいられない。

 はしたない格好を自ら人目に見せびらかすような真似など決して望んでいないはずなのに、薫子の命令に少しも逆らえそうになかった。

 両手足が勝手に動くまま、いつまで辱めを強いられなければいけないのか、考えるだけで途方に暮れてしまうのだ……



「ふふっ、美都もそろそろ裸を見られるのに慣れてきた頃なんじゃない? 校舎の中も飽きてきたみたいだから、もうちょっとお遊びに付き合ってもらうわよ?」



 困り果てている様子も構わず、薫子は平然と美都に話し掛けてくる。

 ようやく校舎内を一周できたので、いい加減別の場所へ向かわせてしまおうと思い立っていたのだ。

 手にしたリモコンを通して、美都に次なる命令を与えていく。



「そ、そんな。もう許してくれたっていいじゃない……はうぅっ!?」

カクカクカクッ……



 薫子が口走った言葉に戸惑う間もなく、美都はさらなる行動を引き起こしてしまう。

 嫌な予感に苛まれていた矢先、ついに昇降口の方へと歩き始めていたのだ。

 ただでさえ恥ずかしい思いにさせられて大変な中、もし外に飛び出してしまえばどれだけ大変な状況に陥ってしまうかも分からなかった。

 さらけ出している裸体を外気が容赦なく撫でつけるたびに、つい腰をくねらせずにいられない……



「おいおい、今度は校庭に出ちゃうみたいだぜ?」

「まさか裸のまま外まで歩いちゃうつもりなのか……それにしても美都の奴が、ここまで破廉恥だったなんてな?」

「こんなに俺達を誘っちゃってるんだ。本当はもっと裸を見てもらいたいんじゃないのか? この際だから最後まで美都に付き合ってやろうぜ?」



 あまりに大胆な美都の行動に、周りにいた生徒達は度肝を抜かれていた。

 校舎内を一周したばかりなのに、まさか校庭に飛び出してしまうなどさすがに思いもしなかった……あまりに破廉恥な美都の姿に、自然と興奮させられる。

 美都の後を追いかけている間も、今度はどんな格好を見せつけてくれるのかと期待せずにいられない。



「は、はひぃっ……もう許してっていってるのに、ひうぅんっ!?」

ブルブルブルッ。



 続々と後を追いかけてくる生徒達の存在に、美都はさらに困り果ててしまう。

 はしたない格好を屋外でさらけ出すだけでも大変な中、周りにいる誰も自分に手を差し伸べようとしなかったのだ。

 どうすればおかしな状況から抜け出せるのかと思い悩んでいた矢先、別の事態に気を取られてしまう。

 とっさに全身をこわばらせた後もひとりでに脚が持ち上がるのに合わせて、ぎこちない足取りのまま延々と校庭を歩かされていたのだ。



ゾクゾクゾクッ……

(どうして、こんな時に……いきなりオシッコしたくなってきちゃうの!?)



 おかしな拍子に押し寄せてきた下半身の感覚に、美都は着々と追い詰められる。

 耐え難い屈辱に苛まれるあまり、気づいたら尿意まで催し始めていたのだ。

 身体の内側を揺さぶられるたびに、つい焦らずにいられない。

 すぐにでもトイレに行かなければいけないのに、未だに身体の自由が利きそうになかったのだ……



「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ……うぐぅっ!?」

ビクッ、ビクビクッ、カクンッ。



 尿意を必死に我慢を続ける間も、美都は着々と気持ちを追い込まれてしまう。

 薫子の手によって身体を操られるまま、おかしな行進をどうしても止められそうになかったのだ。

 校庭に設置されたトイレを横目で見つめたまま、ついうろたえずにいられない。

 あまり長くは持ち堪えられそうにないのに、両脚が勝手に持ち上がってしまうのだ。



「あら、美都ってば。さっきから腰をくねらせちゃってるみたいだけど、一体どうしちゃったの……ふふっ、さすがに我慢し続けるのも大変みたいだから、私が手伝ってあげるわね?」



 美都のおかしな素振りに気づいて、薫子はさりげなく質問をぶつける。

 先ほどまでしっかりと姿勢を保っていたのに、身を捩らせている仕草が段々と目についてたまらなかった。

 落ち着きを失っている様子をじっくりと覗き込んだ後、とんでもない命令を言い放つ。

 どうやら美都が何かを我慢しているようなので、さらにはしたない姿を大勢の前で暴いてしまうつもりでいたのだ。



「こ、今度は何をするつもりなの……きゃんっ!?」

ピタッ。



 薫子の言葉に耳を傾けていた矢先、美都は呆気に取られてしまう。

 リモコンを弄られるまま、あっけなくその場に立ち止まっていたのだ。

 とっさに全身をこわばらせた後も、つい太股を震わせずにいられない。

 ただでさえ尿意を抱え込んでいて大変な中、またしても薫子の手によって何かを迫られようとしていたのだ。



ブルブルブルッ……

(ただでさえトイレに行きたくてたまらないのに……こんなに男子達が集まってくる中で、今度は私をどんな目に遭わせちゃうつもりなの!?)



 その場に立ち尽くしたまま、美都はなかなか落ち着きを取り戻せそうになかった。

 おかしな行進がやっと止まったかと思えば、少しも脚を動かせなくなっていたのだ。

 揃えた両脚を何度も擦り合わせながら、つい焦らずにいられない。

 後ろを振り返ればトイレもあるはずなのに、どうしても自分の意思で向かえそうになかったのだ……



「美都の裸もさすがに見飽きたでしょう? これから美都が面白い格好を見せてくれるみたいだから、周りに来てもらえるかしら?」



 困り果てている美都をよそに、薫子は平然と言葉をぶつける。

 集まってきた大勢の生徒達をさらに楽しませるため、もっと破廉恥な格好を見せつけるよう言い放つ。

 ついには周りへと向けて、これから面白いものをお披露目するつもりなのでもっと近づくよう誘い出すのだ。



「も、もうお願いだから許してってば……あひぃんっ!?」

グイッ。







 薫子が生徒達を呼び寄せるのに合わせて、美都はとんでもない行動を取ってしまう。

 いきなり脚が持ち上がったかと思えば、思いっ切り股を開いていたのだ。

 はしたない格好へ次々と向けられる沢山の視線に気づいて、つい文句を洩らさずにいられない。

 ただでさえまともな身動きが取れなくて大変な中、大事な部分などいたずらに押し広げられたくなかったのだ。



「おい、今度はいきなり股なんて開いちゃったみたいだぞ?」

「大事な部分が丸見えじゃないか……もしかして俺達を誘っちゃってるのかな?」

「太股もあんなに震えちゃってて、もう見てるだけでたまんなくなっちゃうよ……」



 突然見せつけられた美都の股間に、生徒達はすぐ注目を寄せていく。

 その場に立ち止まったかと思えば、今度は大事な部分を自分から見せつけてきたのだ。

 風に煽られる縮れ毛や、僅かに蠢く肉唇につい視線を奪われずにいられない。

 はしたなく開き切った両脚に、自然と興奮を煽られていたのだ。



「や、やだっ! そんないやらしい目で見ないでぇっ……!」

ヒクヒクヒクッ……



 続々と浴びせられる視線に、美都はますます弱り果ててしまう。

 身体を操られるまま、あまりに下品な仕草などを大勢の前へとさらけ出してしまったのだ……次々と身を乗り出してくる生徒達の様子など、あまりに気が引けずにいられない。

 はしたない格好など何としても取り繕わなければいけないのに、開き切った脚を少しも閉ざせそうになかった。

 大事な部分の形状を晒されて大変な中、おかしな感覚の波が身体の奥底から続々と湧き上がってくるのだ。



「みんな、協力してくれてありがとう。すぐ準備に取り掛かってもらうつもりだからちょっとだけ待っててね……美都、みんなも楽しみにしてるみたいなの。身体の中に溜まってるもの。みんなの前でたっぷり出してもらえるかしら?」



 恥じらう様子も構わず、薫子はとんでもない命令を美都へと下す。

 どうやら行進の途中で尿意を催してしまったようなので、オシッコを垂れ流す瞬間を大勢の前でさらけ出すよう言い放つ。

 周りにいる観客も、さらけ出している股間を食い入るように見つめていたので、どんな風に排尿するのかお披露目するよう平然と押し迫るのだ。



「そ、そんな破廉恥な真似。いくら何でも出来るわけないじゃない……くうぅっ!?」

ギチギチギチッ……



 あまりに理不尽な薫子の命令に、美都は耳を疑ってしまう。

 抱えている尿意を見破られるだけでも恥ずかしいのに、まさか排尿の瞬間まで人目に晒すなど到底出来そうになかった。

 とっさに文句をぶつける間も、つい驚かずにいられない。

 何とかしてこの場から逃げ出さなければいけないのに、まともな身動きが取れそうになかったのだ。



(もうおかしな騒ぎなんて起こしたくないのに……どうして、こんな大勢の前でオシッコなんてしなきゃいけないのよぉ!?)



 薫子の声に合わせて続々と向けられる生徒達の視線に、美都は着々と追い詰められてしまう。

 決して他人には見せられないような瞬間などを、どうやら周りにいる連中は本気で覗き込むつもりらしいのだ。

 いやらしい眼差しを意識させられるあまり、つい全身を火照らせずにいられない。

 すぐにでも彼らの元から抜け出さなければいけないはずなのに、下半身の欲求が着々と押し迫ってくるのだ……



「や、やだっ! もうそれ以上は来ないでってば……はうぅんっ!?」

ゾクゾクゾクッ……プシャアアアァァァ!







 生徒達に取り囲まれる中、美都はとんでもない行為を繰り広げてしまう。

 ずっと抱え込んでいた尿意を段々と出来なくなって、ついに大勢の前でオシッコを垂れ流してしまったのだ……自ら開き切った股間の真ん中から一気に噴き出る、熱い飛沫の存在をつい意識せずにいられない。

 激しい恥じらいに苛まれながら悲鳴を撒き散らす間も、はしたない水音が周囲に響き渡ってくる。

 両脚を広げた格好のまま、下半身の欲求に任せてオシッコを撒き散らすのを少しも止められそうにないのだ。



チョロチョロチョロッ、パタパタパタッ。

「うわぁ……見てみろよ。こんな場所でオシッコしちゃってるみたいだぞ?」

「こんなに股まで広げちゃって、そんなにオシッコを出す所を見てもらいたいのかな?」

「元から目立ちたがり屋だったし、もしかしたらこっちの趣味があったんじゃないのか……?」



 間近で見せつけられている美都の排尿を、周りにいる生徒達は夢中になって覗き込んでいた。

 裸体のまま校庭に立ち尽くして、自ら脚を開いたままオシッコを垂れ流す様子など、目にするだけで興奮せずにいられない。

 普段なら決して垣間見ることの出来ない、異性が用を足す瞬間をまさか美都が自分からお披露目してくれるなどおもいもしなかった。

 薄黄色い飛沫が太陽の光に当たって煌めく様子や、周囲に漂ってくる鼻をくすぐるような匂いに思わず興奮をそそられてしまう。



「や、やだっ! そんなに近くに寄らないで、こんなみっともない格好なんて見ないでぇっ……くうぅっ!?」

チョボチョボチョボッ、ピチャピチャピチャッ。



 思い思いに騒ぎ立ててくる生徒達の様子に、美都はますます弱り果ててしまう。

 どんなに嫌でたまらなくても、人前で繰り広げてしまった排尿を少しも誤魔化せそうになかったのだ。

 沢山の視線に脅えるあまり、さすがに呻かずにいられない。

 広げた股から続々と溢れ出るオシッコの勢いを遮られない中、顔を逸らすだけで精一杯だったのだ。



「ふふっ、それにしても本当に破廉恥な格好……でも良かったじゃない、これで少しは歩きやすくなるはずでしょう? これから校庭を一周してもらう予定なんだから、今のうちにたっぷりオシッコを出し切るのよ……?」



 取り乱している美都の様子を、薫子は平然と嘲笑っていた。

 大勢の前で裸体をさらけ出すだけでは飽き足らず、尿意に任せてオシッコを垂れ流すような姿など、あまりに不様としか言いようがなかった。

 周りにいる生徒達に交ざってはしたない姿をじっくりと見つめながら、とんでもない言葉を口走る。

 たとえ排尿が終わった後も行進を続けさせるつもりなので、体内に溜まったオシッコを全て出し尽くすよう言い張るのだ。



「そ、そんな。こんな恥ずかしい真似までさせておいて、どうして勘弁してくれないのよ……はうぅっ! も、もうお願いだから止まってってばぁ……!」

ブルブルブルッ、ジョロジョロジョロッ……



 薫子のとんでもない思惑に、美都はあっけなくひるんでしまう。

 散々恥ずかしい目に遭っているのに、まだ薫子の言いなりにさせられるなど考えられない事態だった。

 勝手に手足を操られるまま、人前で排尿を繰り広げてしまった事実などあまりに悔やまずにいられない。

 すぐにでもこの場から抜け出したい反面、未だにオシッコが股間から零れ出して、なかなか収まる気配を見せようとしないのだ……

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