「常識変姦魔法少女「クラウン・ヴァニー」 」第3話をお送りします……





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 「い、行ってきまーす……ひんっ!?」

クネクネクネッ、ヒクヒクヒクッ……



 玄関から飛び出した直後、華楠はすぐに落ち着きを失ってしまう。

 昨日に引き続き、またしてもおかしな特訓を迫られてしまったのだ……ジョンの言いつけを振り返るだけで、とにかく気恥ずかしくてたまらない。

 出発して間もないうちに、段々と歩幅が小さくなっていく。

 通学路を歩き回っている間も、しきりに周囲を振り返ってばかりいたのだ。



フワッ、フワッ、フワッ……

(いくら特訓だって言われたって、今度はパンツまで脱がしてきちゃうなんて……もしこんな場所で、大事な場所が丸見えになっちゃったら一体どうするつもりなのよ!?)

 下半身に出来上がっている格好に、華楠はひたすら思い悩んでしまう。

 羞恥心に慣れる特訓と称して、ノーパンノーブラのまま放課後まで過ごすよう言いつけられてしまったのだ……下着を取り上げられた後、あっけなくお家の外に追いやられてしまった。

 スカートが揺れ動くたびに、つい背筋をこわばらせずにいられない。

 いつ何かの拍子にスカートが捲れ上がってしまえば、大事な部分が何もかも丸見えになってしまうはずだった……



ギュムッ。

(もしパンツを穿いてないのを誰かに知られちゃったら、絶対に大騒ぎになっちゃうはずなんだし……絶対に誰にも見られないように、何とかして誤魔化さなくっちゃ!)

 通学路を歩いているうちに、華楠はすぐに縮み上がってしまう。

 無防備な格好を恥じらうあまり、なかなか脚を踏み出せそうになかった。

 ちゃんと学校に辿り着けるのか、つい思い悩まずにいられない……どんなに周囲を見渡しても、隠れられそうな場所が少しも見当たりそうにないのだ。

 お家から離れるうちに、気づいたら生徒達の姿が視界に飛び込んでくる。



「……おい、こっちこっち。またあの娘が歩いてるみたいだぞ?」

「朝からあんなに顔を真っ赤にさせちゃって、さっきから一体どうしちゃったんだろうな……?」

「それに、さっきからスカートを押さえてばかりいるみたいだし。さっきから何を隠したがってるんだろうな……」



 華楠の姿に気づいて、周囲にいる男子達はすぐに相談を始める。

 艶めかしい仕草で通学路を歩いている華楠の姿が、とにかく気になってたまらなかった……どうやら何かを隠したがっているらしく、顔を真っ赤にさせている始末だった。

 ついには顔を見合わせながら、おかしな申し出を誘ってくる。

 このまま放っておけそうになかったので、華楠の様子をしばらく観察してみることにしたのだ。



「や、やだっ! お願いだから、そんなに近づいてこないでよ……や、やだっ!?」

ブワッ……!

 不意に近づいてきた男子生徒の姿に、華楠はすっかり怖じ気づいてしまう。

 道端を歩いているのもやっとの状態なのに、おかしな仕草を誰かに疑われてしまうなど考えられない事態だった。

 すぐに彼らの元から離れようとした途端、すぐに悲鳴を洩らしてしまう……不意に強風が吹きつけてきて、まんまとスカートを持ち上げられてしまったのだ。

 まんまと丸出しになっていくお尻を目の当たりにさせられて、つい慌てずにいられない。



「い、嫌っ! お願いだから、もうそれ以上捲れてこないでよぉ……!」

ギュムッ。



 おかしな拍子に捲れ上がったスカートを、華楠は必死の思いで押さえ込む。

 無防備な格好などを、いつまでも人前でさらけ出すわけにはいかなかった。

 その場に立ち止まったまま強風をやり過ごしている間も、つい弱音を洩らさずにいられない……たとえ数秒の間でも、下半身を丸出しにしてしまった事実をありありと思い知らされる。

 言い表しようのない気まずさに苛まれるあまり、みるみるうちに縮み上がってしまうのだ。



「……おい、さっきの見たか。あの娘、何も穿いてなかったみたいだぜ?」

「お尻が全部丸見えになっちゃってて……これじゃ、まるでAVみたいじゃん!」

「まさかあの娘が、こんな大胆な格好を見せつけてきちゃうなんてさすがに思わなかったよなぁ……!」



 思わぬ拍子に目の当たりにさせられたスカートの中身に、男子生徒も度肝を抜かれてしまう。

 どんな下着を穿いているのか気にしているうちに、気づいたらお尻を見せつけられていたのだ……柔らかそうな形状が、少しも頭から離れられそうになかった。

 華楠の下半身をじっくり見つめながら、つい噂せずにいられない。

 まさかノーパンのまま歩き回っていたなど、さすがに想像すらつかなかった。



モジモジモジッ、ヒクヒクヒクッ……

(このままだと、またさっきみたいにスカートが捲れちゃって大変なんだから……騒ぎになっちゃう前に、さっさと教室に戻らなくっちゃ?)



 男子達の話し声に、華楠はすっかり怖じ気づいてしまう。

 たった一瞬だったとしても、丸出しになったお尻をまんまと覗かれてしまったのだ……おかしな気まずさに苛まれるあまり、どうしても周囲を振り返れそうになかった。

 すぐにでもこの場から逃げ出したくてたまらない反面、ひとりでに脚が竦んでしまう。

 二度とスカートの中身を見られないよう、おぼつかない足取りのまま当分は通学路を歩き続けなければいけないのだ……








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