今回は「フェイズ1-6」をお送りします。
「地下牢に戻る」の続きです……



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 ガシャンッ!

「拷問の途中だと言うのに、随分と我が儘ばかり垂れるものだな……仕方がない。すぐに準備してやるからしばらく待っておれ!」



 セシリアの様子を覗こうと、ゲオルグは再び地下牢にやってくる。

 どうやら相当弱り切っているようなので、たっぷり弄ぶことにしたのだ。

 準備に取り掛かっている間も、セシリアの仕草に視線を吸い寄せられていく……全身に鳥肌を立てている上、忙しなく腰をくねらせてばかりいる。

 相当切羽詰まっているようだと気づいて、つい興味をそそられずにいられない。



「こ、これから何をしてくるつもりなの……きゃんっ!?」

ズルズルズルッ。



 再び姿を見せてきたゲオルグの姿に、セシリアはすっかり翻弄させられる。

 強引に立たされて、いきなり腰を掴んできたのだ……スカートの中に手を突っ込まれるうちに、パンツを強引に引きずり下ろされてしまった。

 突然はしたない格好にさせられて、つい慌てずにいられない。

 ただでさえ身動きが取れなくて困っているのに、大事な部分を人目に見られてしまったのだ。



「おぉ、丁度いい所にいいものが置いてあるな。セシリア殿も待ち切れないみたいだし、これを試しに使ってみるか……?」

ギリギリギリィッ、カチャカチャッ。



 嫌がってばかりいるセシリアをよそに、ゲオルグは着々と準備をこなす。

 下着を取り上げた後、片脚を鎖で強引に吊り上げる……露わになった割れ目の部分が小刻みに蠢いている様子に、つい注目せずにいられない。

 周囲を振り返るとバケツを見つけたので、セシリアの下半身に指し向ける。

 あまり猶予もない様子が、何もかも丸分かりになっていたのだ。



「こ、こんな破廉恥な真似なんてしておいて、一体どう言うつもりなの……!?」

ヒクヒクヒクッ、フルフルフルッ。



 ゲオルグから浴びせられる視線を意識させられて、セシリアはますます落ち着きを失ってしまう。

 尿意を我慢しているだけでも辛くてたまらないのに、はしたない格好にさせられてしまったのだ……丸出しになった部分をどんな目で見られているのか、あまりに気になってたまらない。

 慌ててゲオルグに文句をぶつけている間も、すぐに言葉が途切れてしまう。

 足首に巻きついた鎖のせいで、どんなに頑張っても腰を引っ込められそうになかったのだ。



「そんなの、決まっているだろう。そんなに用を足したくてたまらないなら、さっさとこの中で済ましてしまうんだ!」



 もがき続けてばかりいるセシリアを相手に、ゲオルグはとんでもない言いつけを始める。

 そこまで我慢できないなら、バケツで用足しを済ませるよう平然と言い放つ。

 股を広げたまま太股を小刻みに震わせる様子に、思わず視線を吸い寄せられてしまう……鳥肌がびっしり立っている様子から、我慢の限界が迫っているのは間違いなかった。

 大事な部分からいつオシッコが飛び出してくるのか、徹底的な瞬間をしっかり覗き見るつもりでいたのだ。



「そ、そんな……いくら何でも、こんな卑怯な真似なんて本気で許されるとでも思っちゃってるの!?」

ヒクヒクヒクッ、フルフルフルッ……



 ゲオルグが口走ってきた言葉の内容に、セシリアは思わず耳を疑ってしまう。

 いくら我慢するのが辛くても、まさか人前で排尿するような真似など絶対に出来るわけがなかった。

 慌てて反論している間も、ついうろたえずにいられない……無理な体勢を取らされているせいか、ひとりでに下半身が震え上がってくる。

 何とかして体勢を立て直さなければいけないのに、どうしても踏ん張れそうになかった。



「も、もう観念したから! すぐトイレに行かせてってば……も、もうそれ以上は駄目ぇっ!?」

カクカクカクッ、プシャアアアァァァ!



 ひたすら我慢を続けていた矢先、セシリアはとんでもない事態を招いてしまう。

 着々と押し寄せてくる尿意を、ついに我慢できなくなってしまった……大事な部分が緩んだ途端、一気にオシッコが飛び出してくる。

 とっさに下半身から目を逸らした後も、つい縮み上がらずにいられない。

 生温かい液体を撒き散らすうちに、はしたない飛沫が下半身に響き渡ってくる。



チョボチョボチョボッ、ビチビチビチィッ!

「ふふっ。どうやら随分と我慢していたみたいだな……セシリア殿の小便が、もうこんなに溜まってしまってるんだぞ!」



 セシリアが排尿する様子を、ゲオルグは間近からじっくりと覗き込む。

 ついさっきまであれほど文句を垂れていたはずなのに、とうとう尿意を我慢できなくなってしまったらしい……薄黄色い液体が弾け飛ぶ様子に、つい注目せずにいられない。

 相当溜め込んでいたのか、みるみるうちに水面が上がってくる。

 どれほどオシッコを撒き散らすつもりなのか、わざとらしく囃し立ててくる始末だった。



チョロチョロチョロッ、シビビビビビッ!

「そ、そんな近くでいちいち覗いてこないでぇ……くうぅっ!」



 ゲオルグの視線に気づいて、セシリアはさらに怖じ気づいてしまう。

 決して誰にも見せられないような瞬間を、寄りにも寄ってゲオルグのいる前で演じてしまった……いやらしい視線に、ついうろたえずにいられない。

 堪え難い屈辱に苛まれる中、なかなか排尿を止められそうになかった。

 ずっと無理な我慢をし続けていたせいか、止め処なくオシッコが溢れ出してくるのだ。



「はぁっ、はぁっ、はぁっ……あ、あうぅっ!?」

ポタポタポタッ、ワナワナワナッ……



 延々とはしたない液体を垂れ流すうちに、セシリアは息を切らしてしまう。

 尿意に屈するまま排尿するうちに、オシッコの勢いが収まってきたのだ。

 ずっと苦しめられていた感覚が引いていく間も、ひたすら思い悩んでしまう……用を足す姿を、何もかもゲオルグに見られてしまったのを悔やまずにいられない。

 オシッコを出し尽くした後も、少しも周囲の様子を振り返れそうになかった。



「セシリア殿が小便する所もたっぷり拝ませてもらったことだし、今日はこの辺で勘弁してやるとするか……当分の間、おとなしくしてもらおうか?」

「こ、今度は何を仕掛けてくるつもりなのよ……おごぉっ!?」

シュワシュワシュワッ……



 困り果てているセシリアをよそに、ゲオルグは次の準備に取り掛かる。

 どうやら排尿し終わったようなので、拷問を一旦切り上げることにしたのだ……噴射機を構えると、セシリアの口元へ突きつける。

 ゲオルグの様子を窺っていた矢先、セシリアはすぐに息を詰まらせてしまう。

 おかしなガスを嗅がされた途端、段々と意識が薄れていく……



    *     *     *     *     *     *



カツッ、カツッ、カツッ……

「おい、そこの二等兵! そのだらしない格好な一体どう言うつもりなんだ? しっかり背筋を伸ばさないか!」

「か、かしこまりました! セシリア様……!」



 おかしな拷問を強いられた翌朝、セシリアは砦の敷地内を歩き回る。

 催眠ガスを吹きつけられるうちに、昨晩の記憶を消去させられていたのだ。

 部下のだらしない仕草が目について、すぐに注意を浴びせる……兵士も突然怒鳴られて、みるみるうちに縮み上がっていく。

 人前で排尿してしまった事実などすっかり忘れて、普段どおり部下に対して威張り散らしてばかりいたのだ……






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