「戦隊ヒロイン拷問バッドエンド!」「サイネリアパープルの拷問・1」をお送りします。
「サイネリアパープルの拷問に取り掛かる」の続きです。
ブログで公開する分はこれで最後です。



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 「くっ……いい加減、離しなさい!」

ギュルギュルギュルッ、ミシミシミシィッ……!



 このはやおとめと同様に、サイネリアパープルこと河内すみれも触手に捕獲させられてしまった。

 はぐれてしまった二人を捜そうとした途端、触手の束が突然襲い掛かってきて、まんまと取り押さえられてしまったのだ。

 幾度となく身を捩らせながら、つい文句をぶつけずにいられない。

 何とかしてここから脱出しなければいけないのに、少しも手応えがなかったのだ。



『そんなに嫌がることもないだろう、サイネリアパープル。お前だけじゃなく、仲間達もすでに掴まえておいたんだ。無駄な抵抗などやめて、いい加減私の言いなりにでもなったらどうなんだ?』



 もがき続けているすみれの様子も気にせず、正体不明の相手が平然と言葉を浴びせる。

 すでに二人の仲間も掴まえた後なので、おとなしく制裁を受けるようさりげなく言い放つ。

 未だに無駄なあがきを続けている素振りなど、あまりに滑稽でたまらない。

 何かと楯突いてくる憎き相手を、無理にでも服従させる魂胆でいたのだ。



「ま、まさか……なのはやおとめにまで手を出してしまうなんて! こんな卑劣な真似、絶対に許せるわけないのに……!」

モゾモゾモゾッ。



 不意に聞こえてきた相手の言葉に、すみれは思わず耳を疑ってしまう。

 声の主が言うには、どうやら自分だけでなくなのはやおとめまで同じように掴まってしまったらしいのだ。

 窮地に陥っている仲間の様子が、あまりに気懸かりでたまらない。

 すぐにでも助けに行かなければいけないはずなのに、少しも身動きが取れそうになかったのだ。



グニュルグニュルグニュルッ……

「うぅっ……! こ、こんなおかしなものまで押しつけてきて。一体どう言うつもりなの……!?」







 見ず知らずの相手に反論しようとした矢先、すみれはあっけなくひるんでしまう。

 文句をぶつける間もなく、触手の束が一斉に押し寄せてきたのだ……まるで本人を嘲笑うかのように、不気味に全体をうねらせていく。

 とっさに背筋をこわばらせた後も、つい焦らずにいられない。

 必死に身を捩らせているはずなのに、どんなに頑張ってもこの場を切り抜けられそういなかったのだ……







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