昨今、ツイッターで「印税率が下がる」なんて騒がれてますね。
いよいよ出版社業界も、前々から問題になっている出版不況が続いて首が回らなくなってきたみたいです。
今まで潜んでいた問題が、やっと明るみに出た感じです。

どんな問題かと言うと……これまで以上に漫画家の「コスパ」が問われる世の中になるでしょう。
あくまでも私の予想ですが。

ツイッター界隈でも、やれ「クリエイターが冷遇されてる」だの「炎上だー」だのうるさいですが、そんなデメリットすら無視せざるを得ないほど、出版社も稼げなくなっちゃったわけです。

大体(よほど大物でもない限り)商業作家の原稿料を「一律」にしてたり、
コミックを販売する時も初版発行時点で印税が発生※
なんて言う「贅沢」やってたから、出版社も首が回らなくなってきちゃったんじゃないでしょうか……なんて思ってます。

※売れ筋の作家なら重版でさらに印税が発生することで他の作家より料金を上乗せできる

何が言いたいかと言うと、イラストや漫画の価値は一律「じゃない」んです。
たとえ同じ作業量、同じ時間を費やしても、漫画やイラストなどのコンテンツって容赦なく価値を「判断づけ」させられてるんです。

それを今まで作者自身にすら判断し辛くするほど隠蔽していたのが「原稿料」「印税」の一律化だったわけですが、さすがにもう誤魔化しが効かなくなってきました。

にも関わらずツイッター界隈じゃ、やれ一枚○円とか時給○円だ、なんて下らない馴れ合い議論ばかりが展開されてます。

もうこの際だから、今までのしきたりとか、出版業界の決まりごととか全部取っ払って、漫画家やイラストレーターの「本当の価値」でも暴いて「完全出来高制」にしてしまった方が、出版業界、クリエイター、読者、全員得するんじゃないか…って本気で思ってます。