「もう一人の柚莉亞は甘えんぼ?!」第5話をお送りします…


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全26話あります。

未公開の残り21話を読みたい場合は、ぜひ製品版をお読みください。
「そ、そんな……こんな姿が私だって、言うつもりなの?」


柚莉亞は凌子からのお仕置きを強いられた後で、再びの失禁行為をしでかした後で、

やっとオネショの事実を取り繕うとした、自らの行いを反省する事が出来ました。



そんな柚莉亞の為に凌子は、昨日までの映像を見せる事を思いついて、

凌子に誘われるままに柚莉亞も、言われるままに映像を目にするのですが、

そこで柚莉亞が目にした映像には、自分でも信じ難い光景が繰り広げられていました。



「確かに今までの柚莉亞ちゃんは知らなかったと思うけど、

ここ数日は私が柚莉亞ちゃんを、こうやって介抱し続けてあげていたんだから……」



隣にいる柚莉亞が茫然とする様子を、叔母の凌子も確かめながら、

それでも柚莉亞が元の人格に戻るまでの数日間の間に、

どんな出来事が引き起こされていたかを、凌子はあえて柚莉亞の為に教え込んであげます。



柚莉亞は今まで別の人格に身を投じていて、年頃の女の子に似つかわしくない程、

あまりにも幼げな素振りを続けていたせいで、自分が付きっ切りでお世話を続けていたのだと、

思わず凌子は柚莉亞に言い聞かせるように、今までの出来事をためらいも無く告げてしまいます。


『ね~、凌子おばちゃん。また絵本読んでよぉっ。』


画面に映っている柚莉亞は、思春期の女の子らしさを微塵も感じさせない、

まるで誰かに甘え続けたいような表情を、ありありと凌子の前で見せていきます。



傍らに置いてあるヌイグルミのオモチャと、オママゴトのような遊びを続けるのも飽きたのか、

凌子の前であどけない表情を浮かべて、絵本を読んで欲しいとせがんできたのです。



『その前に柚莉亞ちゃん、オシッコは大丈夫かな?

少し早いかもしれないけど、そろそろ始めちゃう?』



凌子がすぐに絵本を用意しながら、柚莉亞の元へと近づいていくのですが、

さりげなく柚莉亞の下半身を覗き込みながら、両膝をくっつけ始めた様子に気づき始めて、

絵本を読む前に別の行為を始めるように、柚莉亞に対して促し始めていきます。



なんと凌子が言うには、そろそろ柚莉亞は身体の中にオシッコが溜まっているから、

柚莉亞の手元からヌイグルミを受け取りながら、これから用を足す準備を始めようと言うのです。


『うんっ!またアヒルさんのオマルを使って、オシッコをしてもい~い?』


柚莉亞は凌子に告げられるまま、すぐにその場から立ち上がると、

自分でも用を足す準備を始めるのですが、その時に映像に映し出された柚莉亞が、

何気無く口にした言葉に、思わず柚莉亞自身が驚かされてしまいます。



なんと映像の中にいる柚莉亞は、部屋に置いてあったオマルを使って、

これから用を足したいと、何の気兼ねも無く告げてくるのです。


「えっ、まさか私、これからオマルなんて使って、オシッコを出しちゃうって言うの……」
(ここに置いてあるオマルって、もしかして……私の為に用意されていたモノなの?!)


柚莉亞は映像を食い入るように見つめながら、すっかり画面の前で背筋をこわばらせていき、

本当に昨日までの自分がトイレでは無く、まるで小さな子供が使うようなオマルを用いて、

用を足してしまおうと考えているのか、今でも思わず耳を疑ってしまいます。



本来なら柚莉亞は思春期を迎えたばかりの、多感な年頃の女の子なので、

そんな自分が凌子に告げられるまま、まさか部屋に置いてあったオマルを、

本当に使ってしまうなど、今の柚莉亞には到底考えられなかったのです。


スルスルスルッ。
『それじゃあ柚莉亞ちゃん。しっかりとアヒルさんのオマルに腰掛けようね?』


しかし映像の中の柚莉亞は、叔母の凌子に言われるままオマルの前に立ち尽くすと、

すぐに凌子が傍にやってきて、自分の身を預けてしまいます。



凌子がスカートをたくし上げながら、ためらいも無く穿いている下着を足首まで下ろして、

完全に下着を脱がせてしまったかと思うと、今度はオマルに跨ってみせるよう促してきたのです。


『分かった。ユリア、このままオシッコを出しちゃうね?』


部屋の中で無防備な下半身を晒した柚莉亞は、少しも自分の身を取り繕う事すらせず、

お尻を丸出しのままでオマルの上を跨って、そのまま腰を下ろし始めます。



思春期の女の子として成長している柚莉亞には、

用意されたオマルはサイズこそ小さかったのですが、それでも構わずに柚莉亞は、

部屋の中でお尻を丸出しにしたまま、オマルの上に腰掛けていき、これからオシッコを出すと言う、

聞くだけで恥ずかしくなる言葉まで、何の気兼ねなく宣言し始めてしまいます。


「そ、そんな……お願いだから、恥ずかしい真似なんてしないでっ……!」


姿こそは自分そのものの筈なのに、少しも考えられない行動を続けてしまう自分自身に、

つい柚莉亞は目の前に映し出された映像に、ずっとヤキモキさせられるばかりです。



映像の中に映し出された自分自身に、柚莉亞は思わず驚かされながら、

さらに今から恥ずかしい姿まで晒そうとしている様子に、

つい柚莉亞は焦りの気持ちを抱えながら、不安げな様子を見せてしまいます。


シャアアアアァァァ、ピチャピチャピチャッ。
『はうぅんっ……オシッコすると、すっごくフニャフニャするよぉっ。』


柚莉亞が嫌な予感を感じていたとおりに、映像の中に映し出された柚莉亞は、

オマルの上に跨り始めると、すぐに恥ずかしい排尿行為を始めてしまいました。



オマルの上にしっかりと腰掛けた後で、少しずつ膀胱を緩めていき、

股間からオシッコを溢れさせては、部屋の中で恥ずかしい水音を立てながら、

目の前にあるオマルの内部へと、続々と自らのオシッコを注ぎ始めるのです。



その間も映像の中の柚莉亞は、とても気持ち良さそうな表情を浮かべて、

あたかもオマルに用を足す行為が当たり前であるかのように、

とてもリラックスした表情までも見せてしまいます。


「嫌ぁっ……こんな映像なんて、もう私見たくないっ……!」


明らかに自分ではありえない行動を見せられた事で、

柚莉亞は思わず慌てふためきながら、こんな恥ずかしい行為を冒してしまう自分は、

もはや自分自身では無いとこぼしながら、思わず両手で顔を覆ってしまいます。



年頃の女の子として、自らの放尿姿を確かめられる事にすら、

本来なら恥じらいの気持ちを抱いてしまうにも関わらず、

さらに映像の中にいる自分自身は、まるで小さな子供のようにオマルまで使って、

何のためらいも無く用を足している……そんな事実をどうしても柚莉亞は認められなかったのです。


「ダメよ、柚莉亞ちゃん。ちゃんと昨日までの出来事を確かめておかないとね?」


柚莉亞が思わず顔を覆いながら、昨日まで確かに演じ続けていた自分自身を、

少しも直視出来ない様子に、傍にいた叔母の凌子がすぐに気づきだして、

再び映像を確かめるよう、嫌がる柚莉亞に対して急かしていきます。



確かに目の前に映し出された映像は、柚莉亞自身が目を疑うばかりの、

ありえない内容に違いないのですが、少しも柚莉亞自身に自覚が無い状態だからこそ、

どうしても幼げな振る舞いを続けてしまう、別の人格に陥っている状態の柚莉亞の姿を、

本人の目でしっかりと確かめさせてあげたかったのです……


ポタポタッ、ポタタッ。
『凌子おばちゃん。オシッコ、出し終わっちゃった。』


映像の中にいる柚莉亞がオマルに腰掛けたまま、僅かに肌を震わせていき、

部屋の中での排尿行為を済ませた後で、すぐに柚莉亞は傍で見守っている凌子に対して、

あどけない表情を相変わらず向けながら、オシッコを出し終える事が出来たと告げていきます。



ずっと跨っていたオマルの内部には、確かに柚莉亞の股間から溢れ出たオシッコが、

なみなみと容器の中に蓄えられていて、股間にオシッコの滴を浮かばせながら、

ちゃんと自分の手でオシッコが出来た事実を、少し嬉しそうに叔母の前で見せびらかすのです。


『ちゃんと出し終わった?それじゃあお股をキレイに拭いてあげるからね。』


柚莉亞が待ち望んでいるかのように、凌子はすぐに柚莉亞の傍に身を寄せていき、

ちゃんとオマルの中にオシッコを出し終えた事を褒めてあげます。



本来ならトイレの中で用を足すべき所を、今の柚莉亞では部屋の中にあるオマルを用いながら、

排尿行為を続ける事で精一杯だった為、穿いている下着や床を、

自らのオシッコで濡らさずに済んだだけでも、今の柚莉亞には大事な進歩だったのです。



傍にいる凌子に褒めてもらった後で、柚莉亞はすぐにオマルから立ち上がりながら、

まだオシッコの滴を浮かばせている股間をさらけ出して、凌子の手で拭ってもらう準備を始めます。


「そんな……私ったら凌子おば様にアソコまで、拭いてもらってたなんて。」


柚莉亞は自ら冒した恥ずかしい排尿行為を目の当たりにして、

思わず画面の前で身を固めながら、ただ茫然とさせられるばかりです。



昨日までの自分が、まさか凌子の手を借りないと用を足す事すら出来ない程、

幼げな姿を見せてしまったなど、未だに柚莉亞の中では考えられずにいました。



「さすがに普通じゃ考えられないかも、しれないわね?

それでも昨日までの柚莉亞ちゃんを、ずっと私がお世話を続けていたのは確かなのよ?」



しかし凌子は柚莉亞に対して、今まで見せてきた映像は確かなもので、数日前から今までずっと、

柚莉亞はまるで幼げな素振りを見せながら、自分に対して甘え続けていたと告げていきます。



別の人格に陥ってしまった柚莉亞は、どうしても誰かの手を借りない限りは、

まともな生活を送る事すら難しかった為、ずっと付きっ切りで柚莉亞のお世話を続けるのが、

いくら叔母でも少しだけ大変だったとまで、柚莉亞の前で突きつけるばかりです。



「私が付きっ切りでお世話を続けていたのを、

どうして柚莉亞ちゃん自身には少しも覚えが無いのか、分かるかしら?」



さらに凌子は柚莉亞の前で話を続けて、どうして自分に覚えが無いまま、

昨日までの柚莉亞が自分に甘え続けていたのかを、何気無く柚莉亞の前で尋ねていきます。



すでに映像を見せた後の柚莉亞の反応を見る限りでは、

柚莉亞は少しも昨日までの出来事を思い出せないのは確かなのですが、

それでも凌子は本当に元の人格が、幼げな別の人格の存在に、

少しも気づきもしなかったのかと言う事実を、どうしても柚莉亞の為に知っておきたかったのです。


「そ、それは……ごめんなさい、私にも分かりません。」


凌子から投げかけられた問いに、思わず柚莉亞は困惑の表情を浮かべながら、

どんなに考えを巡らせても、先程まで見せられた映像のような素振りは、

少しも覚えが無いと返事を返していきます。



確かに映像に映っていたのは自分自身だと言う事実を、

柚莉亞はずっと思い知らされていたのですが、それでも幼げな振る舞いを、

恥ずかしくも続けている自分自身を、未だに柚莉亞は信じられずにいたのです……



「実はね、柚莉亞ちゃん……まだ私も原因は掴めてないんだけど、

きっと柚莉亞ちゃんは『二重人格』を発症しているんだと思うのよ。」



少しも自分自身の真相を理解出来ずにいた柚莉亞の為に、

凌子は改めて柚莉亞の抱えている、ある特異な症状を教えてあげる事にしました。



なんと叔母の凌子が言うには、柚莉亞は二重人格を抱えている身らしく、

柚莉亞自身が覚えの無いうちに、勝手に幼げな振る舞いを続けてしまうのも、

別の人格が宿ってしまったせいなのだと、柚莉亞の前で告げていきます。



「に、二重……人格?それじゃあ私に別の人格が出て、こんな……

子供っぽい事を続けていたと言うんですか?」



柚莉亞は凌子から聞かされた、二重人格と言う単語を前にしながら、

あまりにも意外な事実を突きつけられて、思わず目を見開いてしまいます。



アニメや漫画などでは聞いた事のある、二重人格と言う症状が、

まさか自分の身に降りかかってくる事など、今の柚莉亞には予想だに出来なかったのですが、

それでも現に映像を通して、自らのあられもない行動を見せられた後では、

柚莉亞は凌子の言葉を前にして、改めて現実を思い知らされるばかりです。



「確かに柚莉亞ちゃん自身も信じられないと思うけど、

さっきまで見せていた映像で確かめたでしょ?

昨日までの柚莉亞ちゃんがどうやって、この部屋で過ごしていたかは。」



目の前にいる柚莉亞は凌子の言葉に耳を傾けながら、

それでも未だに二重人格の発症を疑っている様子だった為、

改めて凌子は部屋の様子を柚莉亞に確かめさせながら、数日前から昨日までずっと、

この部屋で別の人格に切り替わった柚莉亞が、オモチャやヌイグルミと戯れながら、

ずっと過ごしていた事実は確かだと、しっかりとした口調で柚莉亞の前に伝えていきます。



柚莉亞が凌子に告げられるまま、部屋の状態を確かめると、

まるで小さな子供をあやす為に用意されたオモチャやヌイグルミ等の数々、

さらには用を足す時に使ったオマルまでも、そのまま部屋の中に置かれていたのです。


「そ、それは……」


(確かに凌子おば様の言うとおりに、少しも昨日の出来事が思い出せないんだけど……

それでも、こんな恥ずかしい真似なんて、本当に私がしていたとでも言うの……?!)



昨日までの自分自身を映し出した映像、さらには別の人格が過ごし続けていた、

幼げに作り変えられた部屋の雰囲気を、改めて柚莉亞は振り返りながら、

本当にこの場所で叔母の凌子にお世話をしてもらいながら、

幼げな振る舞いをずっと続けていたのかと思い知らされて、

思わず柚莉亞は言葉を詰まらせてしまいます。



それでも目の前に広がっている光景は、先程まで見せられた映像にあった部屋そのものだった為、

部屋にあるヌイグルミやオモチャで遊んでいたり、オマルを使って用を足していたり、

年頃の女の子なら本来考えられない、恥ずかしい振る舞いをずっと続けていたのか、

柚莉亞は少しも疑問を拭えないまま、思わず気持ちを迷わせるばかりです。



「まだ私も心療内科の医者として、憶測の域を出ていないんだけど、

最初に柚莉亞ちゃんがおかしくなったのは、合格発表を迎えた日からだったのよ。」



自分自身の身に起きた現実をなかなか受け入れられない柚莉亞に対して、

凌子はさらに話を続けながら、どうして柚莉亞の気持ちがおかしくなったのか……

事の発端を柚莉亞の前で教えてあげる事にしました。



なんと凌子が言うには、合格発表の時から兆候があって、

柚莉亞が新しい学校に出向いた際に、おかしな様子を見せ始めてしまったと言うのです。


「えっ、そんな前から私……ずっと様子がおかしかったんですか?」


数日前に合格発表へと赴いた出来事は、ちゃんと柚莉亞自身も覚えがあったのですが、

まさか数日前から何かの拍子に、自分の身に別の人格が宿ってしまい、

おかしな振る舞いを続けてしまったのかと、思わず柚莉亞は凌子に対して聞き返してしまいます。



「えぇ、あの時は大変だったわ。新しい学校に出向いた最中に……

急に気を取り乱しちゃって。柚莉亞ちゃん自身が耐えられなかったんでしょうね?」



凌子は柚莉亞の為に、合格発表の際に引き起こされた出来事を振り返りつつ、

柚莉亞の前で思い返させてあげる事にしました。



これから通う事になる新しい学校への入学手続きを済ませた後で、

二人で一緒に合格祝いでも始めようかと柚莉亞を誘った際に、

不意に柚莉亞が悲鳴を上げたかと思えば、新しい学校を舞台にして、

突然おかしな様子を見せ始めてしまったと言うのです。


「う、ウソ……でしょう?」


柚莉亞は叔母の凌子から聞かされた事実を受けて、つい戸惑いの表情を見せながら、

本当に凌子が説明したとおりの出来事が引き起こされていたのか、思わず耳を疑ってしまいます。



確かに柚莉亞は凌子に付き添ってもらいながら、新しい学校の合格発表へと出向いて、

これから新しい学校へと通う事になった、そこまでは柚莉亞自身も覚えていたのですが、

その時に自分が激しく取り乱した事実を、すっかり柚莉亞は忘れていたのです。



「ウソなんかじゃ無いわ、柚莉亞ちゃん。急にオシッコをお漏らししながら、

わんわんと泣き出すんだもの、本当に私も大変だったんだから?

きっと新しい環境が迫ってくるプレッシャーに耐えられなくなっちゃったのよ。」



案の定、新しい学校へと出向いた際に別の人格を呼び起こしてしまった事実を、

改めて柚莉亞の前で確かめた凌子は、さらに新しい学校を舞台にして、

どんな行為を柚莉亞自身がしでかしたのかを、改めて柚莉亞の前で教え込んでいきます。



なんと叔母が言うには、柚莉亞は目の前で悲鳴を上げた後で、

突然失禁行為まで冒してしまったとまで言うのです。


「そんな、私ったら……これから通う新しい学校でも、寄りにも寄ってお漏らしだなんて。」


まさか新しい学校に出向いた際に、本当に自分がオシッコをお漏らしして、

叔母の凌子を困らせてしまった……そんな事実を不意に突きつけられても、

柚莉亞は未だに信じる事すら出来ず、凌子から告げられた言葉に耳を疑ってしまいます。



それでも柚莉亞の記憶は確かに、新しい学校で合格発表を確かめた後、

少しも記憶を振り返る事すら出来ずにいたのは、紛れも無い事実だったのです。



(こんな、自分でも分からない別の人格なんて抱えたまま、

まともな生活を送る事も出来ないなんて……考えられないよぉっ!)



自分の知らない間に失禁行為を冒してしまい、

さらには小さな子供が遊ぶようなヌイグルミやオモチャに夢中になりながら、

ついには衣服を脱いだり、用を足す行為まで手伝ってもらいながら、

何の恥じらいも感じずに叔母の凌子に甘え続けてしまう……



そんな自分自身の存在を思い知らされた柚莉亞は、

思わず胸の中で泣き叫びながら、言い表しようの無い絶望感に浸ってしまいます。



本来なら年頃の女の子として、あまりにも考えられない素振りを続けてしまう自分自身を前にして、

柚莉亞はまるで自分の意識が別の人格に乗っ取られてしまい、

このままでは自らの意思を顧みる事も出来ずに、本来あるべき年頃の女の子として、

マトモな生活を送る事すら、これからマトモに出来なくなってしまう……

そんな事実を認識させられるだけで、柚莉亞の気持ちは激しく落ち込むばかりです。


「ぐすんっ……えうぅっ。」


あまりにも絶望的な状況を思い知らされた柚莉亞は、

段々と手で顔を覆い隠しながら、ついには凌子の傍で泣き始めてしまいました。


「もうっ、急に泣き出しちゃって。一体どうしたって言うのよ?」


急に目の前で泣き出し始めてしまう柚莉亞の姿に、思わず凌子も心配を掛けながら、

何とかして柚莉亞を慰めてあげようと、さらに柚莉亞の様子を伺い始めます。



「どうしよう……このままじゃ私、別の人格のせいで……

色々なモノ台無しになっちゃう。凌子おば様にまで迷惑を掛けてばかりで……」



しかし柚莉亞は、どんなに叔母の凌子から抱き締められながら、

何度も慰めの言葉を掛けられても、少しも自分の気持ちを晴らす事すら出来ません。



自分の意識が別の人格に支配されてしまい、

少しも年頃の女の子らしい振る舞いを見せられないどころか、

ひとたび幼い自分自身の人格へと切り替わってしまったら、先程見せられた映像のような、

恥ずかしい姿を何かの拍子で晒してしまい、自分自身を貶められてしまうと思うだけで、

柚莉亞は瞳から涙をこぼさずにはいられなかったのです。


「柚莉亞ちゃん……」


目の前で涙をこぼしながら、自分自身の身に降りかかってきた出来事を前にして、

悲観的な気持ちに暮れてしまう柚莉亞の様子に、凌子は何も言葉を返せません。



確かに自分の中に別の人格が芽生え始めてしまい、

本来の自分とは無関係な行動を、何かの拍子に取り始めてしまう状況は、

多感な年頃を迎えた柚莉亞にとって、あまりにも酷な出来事だったのです……


……

「ちょ、ちょっと。急にどうしたのよ?部屋の片付けなんて。」


叔母の凌子に抱き締めてもらいながら、一頻り涙を流し終えた柚莉亞は、

改めて自分の過ごしていた部屋を眺めると、不意にある行動を始めました。



部屋の中に転がり続けている、まるで小さな子供が遊ぶ為のようなオモチャやヌイグルミを、

柚莉亞は急に片付け始めた為に、思わず凌子も柚莉亞の行動に驚かされるばかりです。


ボンボンッ!ガチャンッ!

「だって……こんなオモチャやヌイグルミなんて、今の私には全然必要の無いモノなんです。

だからこんなモノ、すぐにでも片付けないと……!」



少しヤケになって乱暴気味に、手元にあるヌイグルミやオモチャの数々を、

次々に片付け続ける最中も、柚莉亞はある思いに駆られていたのです。



片っ端からヌイグルミやオモチャ鷲掴みにしたかと思うと、

まるで八つ当たりをするかのように、近くにあったオモチャ箱の中に押し込んでいくばかりです。



(そうだ、こんなオモチャやヌイグルミがあるからいけないんだ……

それにオマルなんて私が使ってたなんて、絶対に認めたくないっ!)



部屋の中にあるヌイグルミに始める柚莉亞を自分の手で片付ける事で、

柚莉亞は自分の中に眠っている筈の、別の人格に対しての、必死の訴えを続けていました。



自分の生活を脅かす別の人格を、どうしても柚莉亞は押さえ込んでしまいたい為に、

まるで小さな子供からオモチャを取り上げるような気持ちを込めながら、

柚莉亞は意地でも自分自身を取り戻そうと、一人で奮闘し続けていたのです。



「ダメよ、柚莉亞ちゃん。このオモチャはもう一人の柚莉亞ちゃんが、

とっても気に入っていたオモチャなんだから。」



あまりにも必死な柚莉亞の様子を、さすがに凌子も見ていられなくなったのか、

すぐに柚莉亞の傍に近づいていき、まるで今の柚莉亞に言い聞かせるようにして、

これ以上オモチャに自分の怒りをぶつけないよう、今の柚莉亞に迫っていきます。


「きゃんっ!お、おば様……お願いだから離してくださいっ!」


急に凌子から制止させられてしまった柚莉亞は、思わず慌てた素振りを見せながら、

どうして部屋の中に散らかっているオモチャやヌイグルミを、

自分の手で片付ける行為を許してくれないのか、思わず凌子の前で声を張り上げてしまいます。



「柚莉亞ちゃん、今の貴方に一番大切なのは、

少しでも落ち着いてくれる事なの。だからしばらく大人しくしてなさい?」



明らかに取り乱している柚莉亞の様子を、このまま見過ごす事も出来ないと考えた凌子は、

しっかりと自分の手で柚莉亞の身体を掴んだまま、少しも自分の手元から離そうとしません。


「そんな、おば様……一体何をするつもり、何ですか?!」


それでも叔母の制止を振り切って、オモチャやヌイグルミを片付けようとする柚莉亞でしたが、

少しも身動きが取れないように、 さらに凌子が柚莉亞の身体をしっかりと押さえ込んでしまいます。



どうして自分自身を取り戻す行為を、叔母の凌子が制止してしまうのか、

少しも理由が分からないまま、柚莉亞はますます気持ちが逸るばかりです……


ギュッ。
「い、痛いですっ!どうしておば様は私を押さえつけようとするんですか?!」


気づいた頃には、柚莉亞はベッドの上で手首を縛り付けられて、

少しも自分からは身動きが取れなくなってしまいました。



半ば強引な方法でベッドの上に拘束させられてしまった柚莉亞は、

傍にいる凌子の姿を見上げながら、どうして気持ちが打ちひしがれている今の自分に、

こんな仕打ちを続けてしまうのか、必死の思いで訴え続けるばかりです。



「だって柚莉亞ちゃん。少しも冷静になってくれないんだもの。

しばらくベッドの上で大人しくしてなさい?」



ベッドの上へと縛り付けられたまま、少しも自分の手で解く事が出来ずにいる柚莉亞の姿を、

凌子はずっと傍で見下ろしながら、少し強引な方法を取ってしまったとしても、

やっとの事で部屋の中で大人しくなってくれたと、思わず溜め息をつくばかりです。



なんと凌子が言うには、いくら二重人格を発症してしまい、

戸惑いの気持ちに駆られていると言っても、部屋の中を荒らし回ってしまう程、

今の柚莉亞はあまりにも落ち着きが無いのだから、少し反省する意味も込めて、

このままベッドの上で大人しくしているようにと、柚莉亞の前で言いつけてしまいます。


「そ、そんなぁ。待って下さい、凌子おば様。お願いだから離して……!」


手首をベッドの柱に固定させられて、しっかりとベッドの上に拘束させられてしまった柚莉亞は、

頭だけを少し持ち上げながら、何としてもベッドから解放して欲しいと、

傍にいる凌子に対して、必死の思いで訴えを口にしていきます。



いくら今までの自分が取り乱していたとしても、

ここまでヒドい仕打ちを強いてしまうなど、本来なら考えられない行為だったのです。


「しばらく一人っきりにさせてあげるから。しばらくこの部屋で反省しているのよ?」
ガチャンッ。


それでも叔母の凌子は、柚莉亞がベッドの上から起き上がれない状態のまま、

ドアの方に身体を向けたかと思えば、無情にもそのまま部屋を後にしてしまいます。



確かに今の柚莉亞には酷な仕打ちを押し付けてしまった凌子ですが、

それでも二重人格を知った事で慌てふためき、急に取り乱してしまう柚莉亞の様子を、

凌子は心療内科の医師として、さらには柚莉亞の叔母として、

このまま放っておく事がどうしても出来なかったのです。


「そ、そんなぁ。私が悪いんじゃなくって、全てあの子が……」


ついに叔母の凌子からも放置させられてしまい、部屋の中で一人ぼっちにさせられた柚莉亞は、

ベッドの上に横たわった状態のまま、思わず愚痴をこぼしてしまいます。



急に別の人格が宿ってしまったせいで、自分の記憶が飛んでしまったり、

勝手にお漏らし行為を冒したり、恥ずかしい行為の数々を演じてしまうのだと、

柚莉亞は自分自身に……今でも眠っている別の人格に言い聞かせていきます。


「そうよ、私がこんな目に遭わされてるのは全て……私の中にいる、もう一人が全部悪いの……!」


別の人格に対しての責めは、一人っきりの部屋の中で延々と繰り広げられて、

柚莉亞はベッドの上で独り言を続けながら、さらに言葉で別の人格を追い詰めていきます。



本来なら自分は年頃の女の子なのだから、小さな子供のような振る舞いや、

誰かの前で甘える行為や、ましてやオシッコをお漏らししてしまうなど、

絶対に許されない筈だと告げながら、自分自身に宿っている筈の、

別の人格に言い聞かせるようにして、柚莉亞は必死の思いで言葉を重ね続けるのです。


ビクンッ!
「はうぅっ!」


そんな行為を延々と部屋の中で続けていた柚莉亞は、

不意に全身が痺れ始めたかと思えば、身体の自由を奪われ始めてしまいます。



ベッドの上に拘束されていて、手首が取り押さえられているだけで無い、

まるで身体の神経が内側からおかしくなり、少しも自分の言う事を聞かなくなる感覚に、

急に襲われてしまった柚莉亞は、思わずベッドの上で悲鳴を洩らし始めます。


(どうしたの……急に私の身体が、少しも身動きが取れなくなって……!)


必死の思いで別の人格を拒み続けていた柚莉亞は、

ついに別の人格からの反撃を受け始めてしまったのです。



急に身体の身動きが取れなくなり、指先も上手く動かせない状況に、

思わず柚莉亞は声を上げて、叔母の凌子に助けを求めようとしたのですが、

それでも別の人格に神経を支配され始めてしまい、上手く声を出す事すら出来ません。


カクカクカクッ、フルフルフルッ。
「だ、ダメ……お願いだからそんなに、急かさないで……」

柚莉亞自身に影響を及ぼした別人格の支配は、何も身体に痺れを与えるだけでは終わりません。


気づいたら柚莉亞は尿意を催し始めていて、肌を震わせ続けながら、今すぐにでも用を足さないと、

膀胱が勝手に開き始めてしまう状況にまで、段々と柚莉亞は追い詰められてしまいます。



(どうしよう……急にオシッコがしたくなってきちゃって。

とりあえずおば様を呼んで、すぐにトイレに向かわないと……)



何とかして脚を閉ざしながら、自分の身に襲い掛かる尿意を堪えようとする柚莉亞ですが、

まともに身体が動かせない状態では、少しも尿意の波に抗う事すら出来ません。



今でも柚莉亞はトイレに行きたい気持ちで一杯だったのですが、

自分の身体を縛りつけるベッドや、何よりも別の人格に支配された身体が、

決して普通の方法で用を足す行為を、少しも許そうとしないのです……


ショワショワショワッ、ピチャピチャピチャッ……
「あうぅっ……」


ついに柚莉亞は身体の痺れに襲われるまま、

襲い掛かる尿意の波に屈してしまい、ベッドの上でお漏らし行為を始めてしまいます。



穿いているパンツの内部に、続々とオシッコの温もりや濡れた感触が拡がっていき、

お尻全体を浸したかと思えば、それでも股間から湧き出すオシッコは止まらずに、

ついには太股や背中にも濡れた感触が及んでいくばかりです。



(そんなぁ……もう私ったらオシッコ、我慢出来なくなってきちゃったって言うの?

まだ一分も経ってない筈なのに……)



尿意を催してから僅かな時間、少しも抱えている尿意を堪える事すら出来ずに、

ひとりでに失禁行為を冒してしまった自分自身に、柚莉亞は思わず茫然とさせられるばかりです。



本来なら年頃の女の子として、あと数十分は耐え続けられる筈の尿意を、

今では少しも我慢出来ない事実を思い知らされた柚莉亞は、

どんなに逸る気持ちに苛まれても、ただベッドの上で身悶える事しか出来ません。


グシュグシュグシュッ。
「くうぅっ……」


(やっぱり、私の身体……別の人格のせいで、おかしくなってるって言うの?

こんなに少しもオシッコが我慢出来ないだなんて……)



未だに股間からはオシッコが迸っては、寝そべっているベッドの上を次々に、

自らのオシッコで濡らしてしまい、肌に不快な感触を押し付けられる中で、

柚莉亞は改めて自分の置かれている現状を思い知らされるばかりです。



別の人格を今の自分が拒もうとしても、勝手に自分の身体が乗っ取られてしまい、

今のように尿意を堪えられない状況へと陥ってしまう……濡れた下半身を抱えながら、

柚莉亞は自らしでかした失禁行為を前に、ただ戸惑いの表情を浮かべる事しか出来ません。


「……ぐすっ。」


(一体、今の私はどうすれば……元の生活を送れるようになるんだろう。

こんな恥ずかしいカッコ、誰の前にも見せられないよぉっ。)



どうして今の自分に、こんな仕打ちが次々に強いられてしまうのか、

そんな事を考え続けた事で、思わず柚莉亞は涙までこぼしてしまいました。



別の人格が自分自身に宿ってしまったせいで、少しも尿意を堪え切れなくなる程、

自分の身体が変調をきたしてしまい、まともな生活すら送れないと思い込むだけで、

柚莉亞の気持ちは別の人格に脅かされて、ますます沈み込む一方です……


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