『絶対に恥ずかしがってはいけない委員会活動』ボランティア委員 第2話をお送りします。
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全26話あります。

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「杉菜ちゃん、大丈夫? さすがに募金活動の時は大変だったね」


杉菜がボランティア委員として、駅前での募金活動を続けていた際に、

襲いかかる尿意に耐えられず、公衆の面前でオシッコをお漏らしした事件を迎えた事実を、

詩織は放課後の教室内で、他の誰にも聞かれないような声で、そっと慰め始めていきます。



自分でも杉菜に付き添い続けながら、ずっと手に持っていた募金箱を預かって、

杉菜を駅のトイレへと向かわせたにも関わらず、ついに尿意の限界を迎えて、

あられもない失禁姿を晒した杉菜の様子に、詩織は今でも悔やむ気持ちが収まりません。


「詩織ちゃん……うん。私ももう募金活動はコリゴリだよ」


杉菜は詩織からの慰めを受けながら、昨日に冒してしまった事態を、

自分でも頭の中で振り返るだけで、どうしても気持ちが落ち着いてくれません。



自分なりに募金活動を励んでいたつもりの杉菜は、

少しも集まらない募金に焦りを感じて、ついには催した尿意のせいで、

自分の身体をおかしくしてしまい、ついには人通りの多い駅前を舞台にして、

あまりにも恥ずかしい事態を迎えてしまったのです……



「それよりも、詩織ちゃん。本当にあの時はごめんね?

駅前であんなに恥ずかしい姿、みせちゃって」



杉菜が駅前で失禁行為をしでかした後、すぐに詩織が遠くを覗き込み、

下半身オシッコまみれの格好で、床まで倒れ込んでいた杉菜を、

大慌てで現場から連れ去っていたのです。



もしも自分一人だけだったら、駅前で周囲を取り囲まれた状況から、

少しも逃げ出すことが出来ずに、ずっと困り果てていただろうと思うだけで、

沢山向けられていた姿勢が脳裏によぎって、今でも思わず背筋を震わせるばかりです……


「大丈夫だよ、杉菜ちゃん。もう募金活動は他の子が当番になったんでしょ?」


駅前での募金活動の際に、恥ずかしい失態をしでかした杉菜を、

なんとかして慰めようと考えていた詩織は、少しでも話題を切り替えようと、

もう駅前での募金活動は、別のボランティア委員が引き受けることになった事実を、

そっと杉菜の前で思い返させてあげる事にしました。


「うん、でも私……また別の用事を言いつけられちゃった」


しかし当の杉菜は、今度はボランティア委員の活動として、

別の用件を先生に頼まれてしまったと告げながら、またしても思い悩む素振りを取り繕えません。



「ボランティア委員って、ずいぶん色々な仕事があるんだね。

今度はどんな仕事をやることになったの?」



またしても先生から言いつけられたと言う新たな用件を前に、思わず詩織も目を見開きながら、

杉菜に課せられたボランティア委員としてのお仕事が、いかに大変かを思い知らされるのです。



ずっと頭を抱え込んでいる杉菜の様子から、次のお仕事の大変さを感じていた詩織は、

今度は一体どんなお仕事が待ち受けているのか、すぐに杉菜の前で尋ね始めます。


「これ、先生から渡してもらったんだけど……」


杉菜は詩織に促される形で、ボランティア委員として先生に手渡された、

あるパンフレットを目の前に見せ始めます。



すぐに詩織が杉菜のパンフレットを手に取っていき、どんな内容のお仕事を、

これから杉菜が始めようとしているのか、自分の目で確かめていきます。


「ふぅん……これって確か、養護施設って言う場所なんだよね?」


なんと杉菜が差し出したパンフレットは、市内にある養護施設のパンフレットで、

つい詩織も杉菜に課せられたという、養護施設でのボランティア活動に関心を寄せていきます。



いくら身近にある建物とは言え、養護施設の内部までは垣間見る機会が無かったため、

詩織はパラパラとパンフレットを捲って、杉菜がこれから迎える仕事の内容を少しずつ探ります。



「うん、私達より小さな子達が住んでいるんだけど、ボランティア委員の仕事で、

これから私がこの子達のお世話を始めないといけないんだ」



杉菜がこれから赴くことになった養護施設は、自分達より年下の子達が過ごしていて、

杉菜はボランティア委員として、本当に養護施設の子達のお世話を、

自分で務められるのかと思うだけで、つい不安な気持ちを抱え込んでいたのです。


「そうなんだ……私ももうちょっと、パンフレットの内容を見させてもらうわね?」


杉菜が抱えている悩みが、具体的にどんな内容なのかを、

どうしても知っておきたかった詩織は、さらに手に持ったパンフレットに視線を移していきます。



養護施設にいる子達のお世話が、実際にはどんな状況なのかを確かめることで、

今でも不安な気持ちを抱えている杉菜に対して、詩織は少しでも力になってあげたかったのです。



「本当に色々な子達がいるんだね。この子の着てるロンパース、結構可愛いデザインだね?」



難しい漢字も並べられたパンフレットから、写真に映し出された様子を詩織も確かめると、

改めて杉菜が抱えている、養護施設での活動を思い知らされるのです。



学校にいる下級生達のお世話だけでなく、

なんとロンパースや紙オムツのお世話になっている子達の面倒まで、

これから杉菜は看ないといけないらしい事実が、パンフレットからすぐに調べられるのです。



「うんっ……学校にいる下級生より、もっと小さな子達の面倒も、

見ないといけないんだって、先生に聞かされてるんだ」



詩織がパンフレットから感づいていたとおりに、杉菜はこれからボランティア委員として、

様々な子達のお世話を続けないといけないと、担当の先生から先ほど聞かされたばかりなのです。



あまり杉菜自身でも経験のなかった、自分達より年下な子達のお世話を始めたとしても、

ちゃんと成功出来るのかと思うだけで、どうしても杉菜は不安な気持ちが収まりません……


「こっちのページは……車椅子かぁ。押すのに結構、ちょっとしたコツがいるんだよね」


すっかり落ち込んでいる杉菜の様子に視線を移しながら、さらに詩織はパンフレットを開くと、

今度は車椅子に乗っている子の姿までも、写真に載せられていることに気づいていきます。



車椅子でのお世話の経験があった詩織は、自分の頭でも振り返っていきながら、

普段でも触れる機会の少ない車椅子を押す作業が、いかに大変だったかを思い出すのです。


「えっ、そんなに車椅子って、大変ことだったの?」


ずっと小さな子達のお世話ばかりに気を取られていた杉菜は、

さらには車椅子でのお世話も、実際は大変だと言う事実を、

詩織の口からそっと聞かされて、思わずうろたえるばかりです。



「どうしよう……本当は私も不安なんだ。ちゃんとこの子達のお世話、

自分でこなすことが出来るかなって……」



確かに一度も触れたことの無い車椅子など、本当に自分が操れるのかと思うだけで、

ますます杉菜は不安な気持ちに悩まされ、ただ頭を抱え込むことしか出来ません……


「杉菜ちゃんってば……」


すっかり養護施設でのボランティア活動に怖じ気付いてしまった杉菜の様子に、

思わず詩織も申し訳ない気持ちを感じて、どうすれば杉菜の抱え続けている、

不安な気持ちを取り除くことが出来るのか、つい詩織も考え込むばかりです……


「ねぇ、杉菜ちゃん。もし良かったら私が色々とアドバイスしてあげよっか?」


それでも詩織は杉菜に対して一つのアイデアを思いつき、

養護施設でのお世話が控えている杉菜を、

自分の手で手伝えるかもしれないと、すぐに杉菜の前で告げ始めます。


「えっ、詩織ちゃん……本当に私を手伝ってくれるの?」


杉菜は詩織から聞かされた言葉に、すぐに聞き耳を立てていき、一体どんな方法を使って、

自分に対するアドバイスを始めてくれるのか、つい杉菜も詩織への期待を込めるのです。



「うんっ。私が出来ることしか教えられないけど……

それでも杉菜ちゃんがこの子達をお世話するのに、少しは役に立つと思うんだ」



自分から身を乗り出して話しを伺おうとする杉菜の姿に、

すぐに詩織も気持ちを寄せていき、少しでも自分の経験で、

杉菜の悩みを解決してあげたいと、さらに杉菜の前で話しを続けていきます。



前回の募金活動のような失態を、これから迎える養護施設の中でも冒してしまったら、

ずっと一生懸命な杉菜が可哀想なはずだと、ずっと詩織は杉菜のために思い込んでいたのです。


「それなら、詩織ちゃん……お願いできるかな?」


杉菜はすぐに詩織からの申し出を引き受けて、これから養護学校でのお世話が待っている自分に、

少しでも何かしらのアドバイスが欲しいと、すぐに詩織の前で訴えていくのです……



      *      *      *      *      *      *


「それじゃあ杉菜ちゃん、これから一緒に行こうね」


杉菜が詩織との約束を交わした週の日曜日、朝早くから杉菜が詩織のお家へと赴くと、

すぐに詩織が嬉しそうな笑みとともに、杉菜の姿を出迎えてくれました。



すぐに準備を始めていった詩織は杉菜と一緒に、養護施設でのお世話を始めるための、

詩織なりのアドバイスを始めようと、これから屋外へと繰り出そうと誘い始めます。


「し、詩織ちゃん……本当に車椅子なんかに乗っちゃったまま、お外に出ちゃうつもりなの?」


杉菜は詩織に告げられるまま、二人で一緒に出かけるのですが、

少しも自分の手足を動かさないまま、ひとりでに変わる風景に不安な気持ちを感じてしまいます。



なんと杉菜は詩織に言われるまま、気づいたら車椅子へと座らされたまま、

詩織に背後から押してもらっていたために、

思わず詩織の方を振り向きながら、どうしても視線を泳がせるばかりです。



「もうっ、杉菜ちゃんってば……今は私が車椅子を押してあげるんだから。

そんなに緊張なんてしないでよ?」



詩織は杉菜の様子を確かめていきながら、少しも自分の手足を動かさずに済む車椅子で、

どうして杉菜が身をこわばらせているのか、つい不思議そうな表情を向けてしまいます。



少しでも養護学校でのお世話へのヒントを掴んでもらうために、

詩織は杉菜を車椅子に乗せたまま、今日一日中お世話をし続けてあげようと考えていたのですが、

なかなか緊張を解してくれない杉菜の姿に、つい抱え込んだ不安な気持ちが収まりません。



「で、でも私……別に普通に歩けるのに、

車椅子なんかに乗ったままで過ごすなんて……きゃんっ!」

ギュッ。


しかし当の杉菜は、初めて自分が乗ることになった車椅子と言う乗り物に、

今まで少しも気づかなかった感覚に、ずっと戸惑いの気持ちを抱えるばかりです。



自分の意志とは無関係に風景が変わる様子や、車椅子の間近に地面が迫る状況、

少しの坂や段差によって、車椅子の上で揺れ動く身体から、下手をすれば自分の身体が、

車椅子の上から投げ出されるような錯覚まで受けて、自分自身を誰かに託す行為が、

ここまで恐ろしいことだった言う事実を、杉菜は今になって思い知らされました。



少しも車椅子の上で身体の震えが収まらない杉菜ですが、

不意に車椅子の速度が緩んだかと思えば、

背後から抱き締められたせいで、つい杉菜は軽い悲鳴を上げてしまいます。



「だめよ、もし杉菜ちゃんが車椅子に乗った子をお世話する時に、

ちゃんと気持ちを分かってあげられるようにならないと?」



どうしても車椅子の乗り心地に慣れない杉菜を、詩織はずっと心配に感じていて、

これから杉菜には一日かけて、車椅子の子達が感じている思いを、

このまま大人しく確かめるように、杉菜の前で言いつけていきます。



今まで車椅子に触れたことすら無かったと洩らす杉菜のために、

事前に車椅子の乗り心地や、移動をする際の気持ちなどを、

今日は幾らでも体感させてあげようと、詩織は杉菜のために考えていたのです。



「し、詩織ちゃんってば。それでも私、

紙オムツまで穿かされちゃうだなんて……やっぱり恥ずかしいよぉっ!」



杉菜は詩織からの気遣いを受けて、仕方なく車椅子の上で大人しくしながら、

詩織に背後から押してもらうことで、再び屋外を進んでいくのですが、

杉菜が不安を抱えているのは、何も車椅子だけではありません。



なんと杉菜は車椅子の他に、スカートの下に紙オムツまで穿かされて、

少しお尻が揺れ動くだけでも、カサカサと乾いた感触を受けて、

小さな頃以来身に付ける機会すら無かった下着に、つい顔の火照りを感じるばかりです。



車椅子で背後から押してもらい、さらには紙オムツまで着用して、まるで自分一人だけでは、

まともに日常生活を送れないような錯覚まで感じて、どうしても杉菜の気持ちは落ち着いてくれず、

思わず詩織からのお世話に抗いたい気持ちまで感じ始めます。


「ダメだよ、杉菜ちゃん。今日は絶対に車椅子から立ち上がらせないつもりなんだから?」


しかし詩織は、車椅子の上ですぐにでも暴れ出してしまいそうな杉菜を、

すぐに言葉で諭していき、今は少しでも養護施設でのお世話を成功させるために、

自分が施しているお世話を、最後まで身に受けるようにと告げるばかりです。



確かに杉菜が抱え込む不安な気持ちを、詩織も十分に理解していたのですが、

それでも杉菜にはどうしても、養護施設でのお世話へのヒントを掴んでもらいたいために、

今だけは一人で歩くことすら出来ない状況を、杉菜に肌で確かめてもらいたかったのです。


グイッ……

「もしも車椅子に乗ったまま、おトイレに行きたいなんて行っても、

車椅子のままで使えるおトイレなんて、なかなか見つからないんだから……」



さらに詩織は杉菜の前で話しを続けていき、本来車椅子に乗っている子の場合、

自分だけの力でトイレにも行けない事態も踏まえて、

紙オムツの着用も当然必要になるはずだと、杉菜の前でしっかりと言い聞かせていきます。



お家で過ごしている時ならまだしも、一度でも屋外へと出てしまえば、車椅子の人が使えるトイレも、

実はあまり数が少ないと言う事実を、杉菜の前でそっと教えてあげるのです。


「それで、詩織ちゃんってば……私に紙オムツまで穿かせちゃったって言うの?!」


杉菜は詩織から告げられる言葉に、逸る気持ちを抱え込んでしまい、

このまま車椅子の上に乗せられて、下手をすればお尻を包み込む紙オムツを、

実際に使うことになると聞かされて、ますます慌てふためくばかりです。



本来なら車椅子から立ち上がって、おトイレも一人で向かえるにも関わらず、

もし尿意を抱えてしまえば、まるで小さな子供のような振る舞いまで、

この身で始めないといけないと思うだけで、どうしても杉菜は恥じらいの気持ちが拭い切れません。



「大丈夫だよ、杉菜ちゃん……もしも杉菜ちゃんがオシッコをお漏らししても、

私がお世話をしてあげるんだから?」



目の前で激しい動揺を見せながら、紙オムツを穿いての排尿行為に対して、

思わず怯え出す杉菜の様子に、詩織は優しい口調で言葉を掛けていきます。



もしも杉菜が車椅子の上に乗ったまま、途中で尿意を催しても、

車椅子で使えるトイレを見つけ出せずに、スカートの下に穿いている紙オムツ内へ、

恥ずかしい排尿行為を始めてしまっても、しっかりと自分の手で最後まで、

杉菜のお世話を続けてあげると、熱い気持ちを込めながら告げていきます。


「し、詩織ちゃん……」


杉菜は詩織の口から聞かされた思いに、思わず自分の意識を向けながら、

心から詩織が自分のことを思っている事実に、思わず感激の気持ちを感じ始めます。



駅前での募金活動恥ずかしい失敗を冒してしまった自分に対して、

二度も同じ過ちをしでかさないように、車椅子や紙オムツまで用意して、

自分の面倒をずっと看てくれる詩織の姿に、つい杉菜も自分の気持ちを寄せながら、

すぐに詩織が押してくれる車椅子へと、自らの身を預けていくのです……


「ほら、車椅子だと階段が使えないから。丁度スロープがあって良かったね?」


杉菜が詩織の手で車椅子で押してもらいながら、普段見慣れた街中を進むと、

途中にある階段の前で車椅子を止めて、すぐに詩織は横にあるスロープを使っていきます。


「詩織ちゃん、ありがとう……車椅子のままで押してもらうのって、ちょっと気持ちよいよね?」


スロープを少しずつ上っていくことで、車椅子が傾いていく状況に、

思わず杉菜は不安な気持ちを感じながら、それでも自分で手足を動かすことも無く、

風景が自動的に変わっていく状況を、すぐに杉菜は少し低い視線から感じ取っていきます。


「ちょっとすみません、通してもらって良いですか……?」
スッ……


さらに詩織が杉菜を引き連れて街中を進んでいくと、少し人通りの多い場所では、

どうしても車椅子が人とぶつかりやすいせいで、申し訳なさそうに詩織が声を掛けながら、

緩やかなカーブを描きながら進んでいく状況へと出くわします。


(やっぱり車椅子だと、どうしても幅を取っちゃうから……詩織ちゃんにも気を遣わせちゃうんだね?)


器用に車椅子を押していきながら、人の流れを避けるようにして進んでいく光景を、

ずっと杉菜は間近で確かめながら、もし誰かの邪魔になってしまう場合は、

杉菜もすぐに頭を下げながら、詩織と同じく申し訳ない気持ちを噛み締めながら、

目の前にある道を進むために、しっかりと詩織の手で車椅子を押してもらうのです。


「はい、あーんして?」


ずっと車椅子での移動を続けていた杉菜は、そろそろお昼が近いこともあり、

詩織に導かれるままに、近くにあるファミレスまで入ることにしました。



普段腰掛けている椅子をどかして、車椅子用のスペースを作ってもらった後、

杉菜は詩織と一緒の食事を始めるのですが、何故か食事や飲み物も、

自分の手では食べさせてもらえず、スプーンやストローを次々に差し向けられるのです。


「詩織ちゃんってば、一人で食べられるって言うのに食事まで……あーん」


本来なら一人で食べられる食事ですらも、杉菜は一人だけでは食べさせてもらえず、

すべて詩織の手を借りながら、食事を少しずつ済ませるのですが、

切り分けられたハンバーグやジュースをすべて平らげるまで、

杉菜は普段なら掛けないほどの、相当な時間を要してしまったのです。


「どう、あそこのファミレスでの食事、美味しかった?」


結局杉菜はファミレスの中で、少しも自分の手を使わないまま、

すべての食事を摂り終えたので、引き続き車椅子を押されながら、再び街の外へと繰り出します。


「うん、詩織ちゃんに食べさせてもらえて、ちょっと嬉しかったな……」


詩織の手で食事を与えてもらうだけでなく、汚れた口もナプキンで拭いてもらった杉菜は、

つい申し訳ない気持ちを感じながら、お腹に感じる満腹感も相まって、

車椅子の上に自分の身を委ねるのです。



(車椅子って本当に、色々な気遣いが必要なんだなぁ……

ずっと私をお世話している詩織ちゃんも、本当にすごいし)



杉菜は詩織からのお世話を受け続けながら、自分では少しも気づくことすら無かった、

自分が車椅子でのお世話を続けるためのヒントを、自分の身に少しずつ噛み締めていきます。



最初は乗ったままでの移動すら怖かった車椅子も、傍にいる詩織から見守られながら、

延々と自分の身でお世話を受けさせてもらえる状況に、

杉菜は思わず詩織に対しての、感謝の気持ちすら感じていたのです……


「あ、あの。詩織ちゃん……その、おトイレに行ってもいいかな?」
モジモジッ……


街中を延々と進んでいきながら、気分転換に公園へと立ち寄った際に、

杉菜は僅かに肌を震わせながら、少し恥ずかしげな頼みごとを恐る恐る詩織の前で始めます。



ファミレスで食事を摂った後で、段々と杉菜は尿意を催し始めてしまい、

すぐにでも用を足したい気持ちを感じたため、どうしてもトイレへと向かいたかったのです。


「困ったなぁ……ここって公園だから、車椅子で使えるおトイレも近くにないから……」


しかし当の詩織は、杉菜が少し恥じらいながらも口にした訴えにも関わらず、

何故か公園のトイレへと赴く気配を見せません。



詩織が言うには、なんと公園のトイレには車椅子の人が使える設備が無いと切り出しながら、

少しもトイレのある方向には、車椅子を動かしてはくれないのです。


「そんなぁ、詩織ちゃんってば。お願いだからおトイレに行かせてよぉっ!」


杉菜は詩織から告げられた言葉に慌てふためきながら、このままでは募金活動の時と同じく、

恥ずかしい失禁行為を再び冒してしまいそうだと、つい詩織の前で叫んでしまいます。



ずっと車椅子に身を委ねながら、少しも身体を動かさずにいたことで、

段々と杉菜は尿意を催しながら、上手く堪えられそうにありません。



もしも詩織がトイレまで連れていかないのから、自分の脚で公園を歩んでいき、

公園のトイレまで駆け込んでしまおうとまで、杉菜は密かに思い込んでいたのです……


ギュッ。
「きゃんっ……し、詩織ちゃんってば?!」


杉菜が車椅子から腰を持ち上げようとしていた矢先に、背後にいる詩織が目論見に気づいて、

とっさに両手で抱きついてきて、少しも杉菜を車椅子の上から立ち上がらせようとしません。



少しも車椅子の上から立ち上がれない状況に、つい杉菜は慌てふためきながら、

どうして尿意を抱えている状況にも関わらず、少しも自分を車椅子から解放してくれないのか、

思わず杉菜は詩織から強いられる行動に、激しい動揺を見せるばかりです。



「そういえば杉菜ちゃん、今日は紙オムツを穿いてるんだから。

このままオシッコをお漏らししちゃっても平気じゃない?」



しかし詩織は杉菜の方へと身を乗り出していきながら、あくまでも今の杉菜は、

自分からは車椅子から立ち上がれないはずだと告げて、少しも公園のトイレに向かわせません。



詩織は続けて杉菜の耳元で、今は杉菜の下半身に紙オムツを着用しているのだから、

このまま尿意を解放しても大丈夫だと、杉菜の前で突きつけてしまいます。


「い、イヤだってば。紙オムツを穿いたままオシッコなんて、出来ないよぉっ?!」
フルフルフルッ……



杉菜は詩織から告げられたばかりの、紙オムツ内への排尿を迫られている状況に、

思わず肩を震わせながら、いくら自分が詩織からお世話を受ける立場だとしても、

まさか恥ずかしい行為など冒せないと、必死の思いで詩織の前で訴えるばかりです。



もしも穿いている紙オムツの内部へと、抱えている尿意を解放してしまい、

乾いている生地をオシッコで濡らしてしまったら、年頃の女の子として、

あまりにも情けない状況に陥ってしまうと、ずっと杉菜は思い込んでいたのです。



「平気だよ、杉菜ちゃん。今日は一日中ずっと、

杉菜ちゃんのお世話をしてあげるつもりなんだから?」



しかし詩織は、杉菜の抱えている恥じらいの気持ちを踏まえつつ、

今日はずっと車椅子の上に乗せたまま、誰かにお世話を受ける感覚を、

最後まで味わって欲しいと告げるばかりです。



たとえ杉菜が着用している紙オムツの内部へと、

恥ずかしくもオシッコをお漏らししてしまっても、すぐに自分の手で替えの紙オムツを、

杉菜のために穿かせてあげるとまで、杉菜に対してしっかりと言い聞かせるのです……


「そ、そんなぁっ……あうぅっ!」
シュルシュルシュルッ、ヌクヌクッ……


杉菜はついに詩織から告げられた言葉に屈してしまい、ずっと抱え続けていた尿意を、

車椅子の上へと腰掛けた状態で、恥ずかしくも解放してしまったのです。



しっかりと詩織から肩を押さえられたまま、少しも自分の脚で公園のトイレまで向かえずに、

ずっと膀胱の中に溜まっていたオシッコを、股間から続々と溢れさせながら、

今までずっと乾いた感触の紙オムツを、徐々にオシッコで濡らしていくばかりです。



トイレ以外の場所で、さらには小さな子供が身に付けるような紙オムツまで穿いて、

続々と体内から溢れ出るオシッコが、吸水体へと吸い込まれていき、

股間やお尻へと掛け巡っていく状況に、杉菜は自分の置かれている状況に耐えられず、

自分だけの力でトイレへと向かえない無力感から、思わず瞳まで閉ざしてしまいます……


「ふふっ、ついに杉菜ちゃんったら。オシッコをお漏らししちゃったんだね?」


ついに杉菜が始めてしまったお漏らし行為を、詩織も間近で確かめていきながら、

今の杉菜がどんな心境を抱えているのかを、ずっと傍で探り続けていきます。



恥ずかしげに両膝を閉ざしたまま身をこわばらせて、始めたばかりのお漏らし行為を、

公園の誰にも悟られたくないばかりに、段々と赤らめた顔を俯かせながら、

車椅子の上でじっとしていることしか出来ない杉菜の表情に、つい詩織も視線が離せません。


ショワショワショワッ、グシュグシュグシュッ……
「ど、どうしよう。紙オムツの中、オシッコでいっぱいになっちゃったよぉっ……」


股間から続々と溢れ出るオシッコが、少しも勢いを収めてくれない状況に、

つい杉菜は自分の顔を覆いながら、公園内を舞台にしながら続けているお漏らし行為に、

激しい恥じらいの気持ちに苛まれるばかりです。



駅前でオシッコをお漏らしした時と全く同じ、あられもない行為を引き続けて、

今いる公園内で繰り広げてしまった杉菜は、紙オムツの内部に広がり続けるオシッコの感触に、

段々と不安な気持ちにも襲われながら、パンフレットの写真では少しも分からない、

生々しく思えるような事実を、自分の身にありありと思い知らされるばかりです。



今はまだ着用している紙オムツの内部にだけ、お漏らししたオシッコが拡がる状況なのですが、

いつオシッコを紙オムツが受け止められずに、数日前のように激しく下半身を濡らして、

公園の誰かに指摘されてしまうかと思うだけで、杉菜は少しも気持ちが落ち着いてくれません……



「さっきのファミレスで、ジュースを沢山飲み過ぎちゃったせいかな。

今は全部オシッコを出し切っちゃおうね?」



恥ずかしい失禁行為に慌てふためく杉菜の様子を、詩織はずっと傍で見守り続けながら、

ファミレスで飲み続けたジュースの分、抱え続けていた尿意のままに、

オシッコを最後まで出し尽くすよう、杉菜の耳元で延々と囁いていきます。



お家を出る時から穿かせてあげた紙オムツは、杉菜のお漏らししたオシッコを、

全て受け止めてくれるという事実も、詩織は杉菜に理解させてあげたかったのです……



「それじゃあ杉菜ちゃん、今度は紙オムツを取り替えてあげるからね。

濡れた紙オムツのままじゃ、お尻が気持ち悪いでしょう?」



杉菜が公園を舞台にして、恥ずかしい排尿行為を始めてから数分後、

ついに杉菜が肩を落としたことで、延々と続けていたお漏らし行為を、

やっと済ませられた事実を、詩織はすぐに確かめていきます。



紙オムツの内部をオシッコで満たしてしまった杉菜のために、さらに詩織は下半身の様子を確かて、

今度は公園内で紙オムツの交換まで始めてしまおうと、何気なく切り出してきたのです。


「か、紙オムツの交換って……この公園で始めようなんて、考えてるつもりなの?!」


杉菜は詩織から聞かされたばかりの、先ほどまで使ったばかりの紙オムツを、

この公園内で交換する行為に、気持ちを落ち込ませる余裕すら与えられず、

激しい動揺まで見せ始めて、思わず慌てふためく素振りを止められません。



ただでさえ恥ずかしいお漏らし行為を、先ほどまで冒したばかりにも関わらず、

さらには公園内でスカートの内部を探られて、オシッコで膨らんだ紙オムツを確かめられたり、

濡れた下半身まで探られると思うだけで、杉菜は車椅子の上で下半身を震わせながら、

思わず詩織の前で不安げな表情を見せるばかりです。



「今の杉菜ちゃんは、車椅子が必要なんだから。

私が杉菜ちゃんを寝かしつけてあげるからね……?」



杉菜が激しい動揺を見せながら、本当にあられもない下半身まで、

詩織の前で明かされてしまうと焦る最中も、詩織は杉菜の前で微笑みを浮かべながら、

さらには杉菜の下半身へと身を寄せていきます。



自分の手で最後まで、杉菜の面倒を看続けるを続けることで、少しでも杉菜の身体に、

車椅子でのお世話を受ける気持ちを理解させながら、さらには紙オムツの心地よい感触までも、

一緒に杉菜の下半身へと教え込もうと、詩織は密かに目論んでいくばかりです……






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