『排泄管理被検体・麦香』第3話をお送りします…

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全24話あります。

未公開の残り19話分を読みたい場合は、ぜひ製品版をお読みください。
「お疲れ様、麦香ちゃん。今日のところは、これで研修をおしまいにしましょう?」
カチャリ……


研究所の一室へと連れ込まれてから、はしたない失禁行為をしでかした状態のまま、

長時間立ち尽くした格好を強いられ続けていた麦香のもとに、やっと万樹子が身を寄せ始める。



もう十分に研修も済んだと告げながら、万樹子がそっと手を差し伸べると、

ずっと両手を括りつけていた手錠を外すことで、ようやく麦香は辱めの行為から解放されたのだ。


「はぁっ、はぁっ……ま、万樹子センパイぃっ」
グシュグシュッ。


ずっと挙げっ放しだった両手を力なく下ろしながら、麦香は思わず息を切らし始めて、

傍にいる万樹子の姿を前にして、どんな言葉を返せば良いかすら分からずにいた。



長期のインターンを引き受けて欲しいと言う理由のもと、万樹子に誘われるまま研究所へと赴いて、

気づいたら再びの失禁行為を迫られただけで無く、麦香はずっと部屋の中で拘束されるまま、

研修と言う名の辱めを延々と強いられて、やっと終わりを告げたばかりだったのだ。



飲まされた利尿剤が効果を及ぼしている間じゅう、ずっと激しいノドの渇きを訴えると、

万樹子の手で大量に水分を摂らされて、再び股間からオシッコを溢れさせてを繰り返した挙げ句、

すでに麦香の穿いていたスカートやショーツなどは、薄黄色の染みが何重にも広がっていて、

さらには鼻を突くようなニオイまで撒き散らして、とても自分の下半身を顧みることなど出来ない……



「こんなにたっぷりとオシッコをお漏らししちゃって……

さすがに何度もお水を飲み続けたことはあるわね?

ちゃんと着替えも用意してあげたから、すぐに着替えちゃいなさい?」



これから託すことになるサンプリング業務の前段階として、

与えられる役目をしっかりと教え込んだ上で、普通なら考えられないような内容の研修を、

見事にやり遂げてくれた麦香のあられもない姿に、思わず万樹子も熱い視線を注ぎ始める。



恥ずかしい色に染まった染みを、広範囲に何重も滲ませていったスカートを眺めつつ、

オシッコで濡れた衣服をクリーニングに出す代わりに、

別の衣服へと着替えてからお家へと戻るよう、麦香の前でさりげなく告げていく。


「ま、万樹子センパイ……それでは失礼します」
ガチャッ……


万樹子に言いつけられるまま、用意されたシャツとハーフパンツへと着替えて、

やっと麦香は恥ずかしい行為を強いられた舞台である、研究所の一室から抜け出せたのだ。



研究所を訪れる際とは違って、スポーティな装いへと身を通した麦香は、

数日前にも着せられた衣装を確かめつつ、数日前と同様にまたしても、

人前ではしたない失禁行為をしでかした事実を、改めて思い知らされる……


ギュッ……

(どうしよう、ついに私ってば万樹子センパイの言うまま……

何度もオシッコなんてお漏らし、しちゃったんだ……)



逃げるようにして研究所の外へと飛び出すと、外はすっかり夜になっていたので、

今まで部屋の一室へと拘束されたまま、はしたない失禁行為をどれだけ続けていたのか、

とんでもない研修内容から解放された後で、麦香は今までの自分自身を思わず振り返ってしまう。



真っ白い部屋の中でずっと両手を拘束されたまま、自分からは少しも身動きが取れないまま、

利尿剤のせいで収まらないノドの渇きを、万樹子から差し向けられる水で何度も潤して、

新しい水分が身体の内部へと浸透すると、あっと言う間にオシッコへと変わり果てて、

だらしなく股間から垂れ流し続けると言う行為を、麦香は幾度と無く繰り返していたのだ……



(本当にこれから私、万樹子センパイが言うとおりに……

こんな恥ずかしいインターンのお仕事なんて、続けないといけないのかな……)



研究所の玄関からそそくさと駅まで向かい、電車の中へと乗り込むことが出来た麦香だけど、

今でも戸惑いの気持ちを抱えたまま、一人だけで思い悩んでしまう。



いくら就職を前提とした長期のインターンとして、先輩の万樹子が用意されたお仕事だとしても、

利尿剤や大量の水分まで押し付けられた上に、はしたない失禁行為を延々と続けないといけない、

とんでもない内容など続けるのも難しいと、麦香は今でも考え込んでいたのだ……



      *      *      *      *      *      *


コクッ、コクッ、コクッ……

「も、もう大丈夫です。万樹子センパイ……どうしてヘンな薬を飲ませてまで、

私にこんな恥ずかしいことなんて、させちゃうんですか?!」



麦香が部屋の中で両手を拘束されたまま、利尿剤の効果でノドの渇きを訴えるたびに、

傍にいた万樹子が用意していた水差しから、大量の水分を摂り続ける行為をずっと強いられていた。



下腹部が重たくなる感覚に苛まれつつ、やっとノドが焼け付く感覚を落ち着かせられるほど、

沢山の水を飲み込んでしまった麦香は、自分でも考えられないほどの現象に戸惑いを隠せない。



どうやら万樹子が言うには、利尿剤のせいで身体中の水分がすぐに尿へと変化するために、

普段以上の水分が必要らしいと聞かされていたけれど、どんなに水分を摂り続けても、

少しもノドの渇きが治らない状況に、麦香は恐ろしい気持ちにも苛まれていた。



「確かに女子大生にもなって、人前でオシッコを止められないの、

麦香ちゃんも恥ずかしくてたまらないわよね? でも麦香ちゃんが感じている、

その恥ずかしいって気持ちが……これからのサンプリング業務には重要なことなの」



大量に水分を与えてあげた後、万樹子はじっくりと麦香の姿を確かめて、

今でもためらいの気持ちを抱えながら、順調に研修の内容をこなしている事実に、

口元から軽い笑みをこぼしながら、どうしても嬉しい気持ちを感じずにはいられない。



わざわざ利尿剤を飲ませた後、穿いているスカートを恥ずかしい色に染め上げるほどの失禁行為も、

これからサンプリング業務に挑む麦香にとって、とても大切な行為だと万樹子は諭してみせる。



これから自分達が扱う商品の――主に失禁用品などの検証を行うに当たって、

いかに尿意を制御出来ない状況が惨めなのか、麦香自身には幾らでも知ってもらう必要があった。



「それに麦香ちゃんだけじゃ無かったのよ、面接の前に利尿剤を飲ませてあげた後で、

最後まで面接をやり通してくれるのか試した後輩は……

それでも普通なら途中で逃げ出して、みんなおトイレを優先させちゃうのよ」



さらに万樹子は話を続けていき、実は別の後輩にも声を掛け続けていて、

非公開扱いとなっていた面接の話を持ちかけては、直前に利尿剤入りの飲み物を与えてみたけど、

実際に自分の思惑をやり遂げたのは、麦香ただ一人だけだったとも明かしていく。



会議室での面接を始めている最中に、激しい尿意に見舞われた他の後輩達は、

人前ではしたない行為を避けたいために、すぐに面接会場を後にしてしまったと、

今までの出来事を万樹子は振り返ってみせる。



その上で同じように利尿剤を飲ませた後、激しい生理現象に見舞われながら、

健気に面接へと挑もうとした結果、見事なほどに失禁行為をお披露目してくれた、

可愛い後輩である麦香へと白羽の矢を立てることにしたと、万樹子はありありと告げていく。


「そ、それが当たり前なんじゃ、無いんですか……本当は私だってあの時、くうぅっ!」
フルフルフルッ……


先輩の万樹子から聞かされた、普通なら考えられないような目論見を前にして、

麦香は思わずうろたえ始めるけど、同時に下腹部を揺さぶられるような感覚にも襲われて、

今でも自分の気持ちを訴えたいにも関わらず、発する言葉もひとりでに震え上がってしまう。



本来なら会社の面接と言う、大事な局面を向かえる最中で、はしたなくオシッコを撒き散らすなど、

誰だって嫌でたまらないはずだと、麦香は改めて思い知らされる。



今でも人前ではしたなくオシッコを零してしまい、新品のリクルートスーツを台無しにさせられたり、

さらには初めて出会う面接官達の前で、はしたない姿を晒した事実を思い返すだけでも、

麦香は後悔の念に苛まれているにも関わらず、先ほど口にした水分のせいで、

またしても激しい生理現象へと見舞われていたのだ……



「でも麦香ちゃんは、最後まで私達の面接を受けようとして、最後までずっと頑張ってくれたわよね?

女子大生にもなって恥ずかしいお漏らし姿まで、しっかりと私達の前で見せてくれて。

それで麦香ちゃんが相応しいだろうって、私も他の面接官も満場一致だったの」



目の前で膝を振るわせながら、今日で何度目かの粗相をしでかす瞬間を、

万樹子は間近で眺めてしまおうと思い込んで、決して麦香の傍から離れようとしない。



他の後輩達が利尿剤の効果に呼び起こされた、急な尿意を限界まで堪える寸前で、

不意に自分達の元から立ち去ってしまったにも関わらず、麦香がはしたなくオシッコに塗れながら、

最後まで面接を頑張ってくれたことを、今でも嬉しかったと万樹子は語り出していく。



本来なら人前で恥をかくのを恐れて、激しい本能に付き従ってしまうところを、

麦香だけは耐え難い窮地に見舞われている最中でも、最後まで自分達の元から立ち去らずに、

自分達が仕組んでいた思惑のとおりに、はしたない失禁行為を見せてくれた事実を、

他の面接官達も自分と同様に満足していたと、あられもない事実を万樹子は教え込んでしまう。



「そんなぁ。万樹子センパイ……だからって私を呼びつけてまで、

こんな恥ずかしいことまで……ダメぇっ!」

ショワショワショワッ、ポタポタポタッ……


自分でも抑えの効かないほどに激しい尿意を抱えながら、

それでも人前ではしたない真似を冒さないように、必死に両脚を閉ざし続けていた麦香だけど、

万樹子から告げられた言葉を受けて、ますます気持ちが揺り動かされ始める。



本来なら人前で冒すなど許されない失禁行為を、万樹子や他の面接官達が望んでいたなど、

普通なら考えられないような状況を思い知らされると、激しい衝動を堪えるのも難しく感じるほど、

延々と続く下腹部の疼きに、麦香も段々と気持ちが折れかかっていくのだ。



下半身が激しい衝動に揺れ動く最中、少しもトイレに迎えないどころか、

両手で股間を押さえることすら出来ず、麦香はまたしても股間から熱い迸りを生み出しては、

脚の付け根から足首まで一気に行き渡らせて、はしたない生理現象を繰り広げてしまう……



      *      *      *      *      *      *



(結局は万樹子センパイから解放してもらえたけど……一体私ってばあの時、

何度オシッコをお漏らししちゃったんだろう。本当に恥ずかしくってたまらなかったのに)



電車に揺られながら自宅へと戻る最中、麦香は数時間前に自分の身に引き起こされた、

思い返すだけでも恥ずかしくてたまらない行為を、思わず頭の中から呼び起こしてしまう。



利尿剤の効果が身体から抜けるまで、激しい本能のままに水分を摂り続けては、

あっと言う間に膀胱が疼き出すとともに、股間からはしたない液体を撒き散らし続けて、

身に着けていた衣服を派手に濡らした後も、下半身から抜けてしまった水分を追い求めて……

そんな繰り返しを延々と強いられる行為が、自分へと課せられた仕事など麦香は考えられない。



キュンッ……
「うぅんっ……!」


こんな恥ずかしい仕事を何故押し付けられたのか、今でも麦香は悩み続けていたにも関わらず、

不意に下腹部が疼くような感覚に苛まれて、思わず小さな呻き声を洩らしてしまう。



今でこそ落ち着きを取り戻したものの、麦香の膀胱は幾度となく尿意を呼び起こしては、

どんなに固く閉ざそうと試みても、あっけなく出口を崩壊させるとともに、

はしたない行為を否応無く押し付けてきた、とても忌まわしい器官と化していたのだ……



(どうしよう……もう大丈夫だって、万樹子センパイから教えてもらったはずなのに。

まだ私の身体にお薬の効果が、残っているって言うの……?!)



長時間拘束された両手を解かれたばかりで、やっと恥ずかしい研修を終えたにも関わらず、

今でも利尿剤の効果が抜けてない事実に、麦香は思わず恐怖の気持ちにも苛まれてしまう。



本来なら許されない行為であるはずの粗相を、幾度となく万樹子の見守る最中で冒してしまった、

あまりにもだらしない膀胱が揺れ動く様子に、麦香はどうしても意識を寄せずにはいられない。


「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」


未だに利尿剤の効果が残っている影響は、下腹部だけでなく麦香のノドにも響き出していき、

気づいたら電車の中で息を切らし始めるほど、段々とノドの渇きを感じ始めていた。



どんなに舌を舐め擦っても、少しも唾液を感じられない状況で、

身体が新たな水分を欲している、忌まわしい感覚を麦香は思い知らされていく。



(それに、ノドだってすぐに渇いちゃって。万樹子センパイに何度もお水を飲まされたって言うのに、

すぐにオシッコになって溢れちゃうって言うのに……)



研究所の中でとんでもない研修を強いられている最中、激しい欲求に襲われるまま、

幾度も水分を摂り続けた後でも未だにノドがヒリつく感覚に、麦香は自分でも驚きを感じてしまう。



お腹の中が大量の水分で揺れ動く感覚を身に受けながら、

それでもノドが焼け付くような感覚が収まるまで、延々と新しい水分を摂り続けながら、

直後に激しい尿意にも見舞われて、だらしなくオシッコを垂れ流してしまう状況など、

麦香は今でも思い返したくない――それでも今では忘れられない感覚と化していたのだ。



「うぅっ……ど、どこかに自販機が無いかなぁ。

何か飲んでおかないと、ノドが枯れちゃって持たないよぉっ……」



やっと電車を後にすることが出来た麦香は、駅の構内を歩き回りながら、

何度も周囲の状況を振り返っていき、どこかに自販機が無いかを捜し求めてしまう。



研究所の中で過ごしている際に、失禁行為を散々しでかしてしまった事実を、

麦香自身が一番理解していたにも関わらず、どうしてもノドの渇きを堪えることが出来ずにいた。


カチャンッ。
「ついに、買っちゃった。こんなにジュースが入ってて、とっても美味しそうだけど……」


駅の構内に設置された自販機の前へと、本能のままに駆け寄っていった麦香は、

コインを入れるとすぐさまボタンを押して、ペットボトルのジュースをすでに手にしていた。



表面がヒンヤリと冷えているペットボトルを握り締めた後、

麦香はしっかりとフタを回して、すぐにでも中身を飲み込みたい衝動に駆られながら、

どんなにノドがヒリヒリする感覚に見舞われても、何故か麦香は途中でためらい始めてしまう。



(でも、まだお薬の効果だって残っているのに。もしも新しい水分なんて摂っちゃったら、

きっとオシッコを我慢出来なくなっちゃう。今はもう研究所の中じゃないって言うのに……)



すでに激しいノドの渇きを身体が訴えていて、新しい水分によって潤さない限りは、

抑えられない苦しみから逃れられないと思い知らされながら、

どうしても麦香は素直に水分を受け入れることの出来ない、避けようのない事実を抱え込んでいた。



研究所の中でとんでもない研修を強いられる最中、飲み込んだばかりの水分が、

あっと言う間に尿へと変わり果てて、少しも堪えることが出来ないまま漏れ出してしまう状況を、

麦香は幾度と無く思い知らされていたので、もし今もペットボトルのジュースを飲み込んでしまえば、

屋外でも構わずにオシッコを垂れ流しにしてしまう危険性も十分に考えられたのだ……


コクッ、コクッ、コクッ……
「と、とっても美味しいっ……ずっとノドが渇いてたから、全然止まらないよぉっ……!」


自分の身に忍び寄る危険を思い返しつつ、麦香は気づいたらペットボトルのフタを開けて、

そのまま大量の水分を飲み込んで、ノドの渇きをすぐに潤してしまう。



下手をすれば研究所から出た後でも、恥ずかしい状況に見舞われてしまう危険性を孕みながら、

麦香は抑えられない誘惑に気持ちが負けて、少しもペットボトルから口が離せなくなっていた。



本来なら自分でも考えられないペースで、続々と水分を飲み込んでしまうことを自覚させられつつ、

新しい水分がノドを駆け巡る心地良さに、麦香はすっかり気持ちが奪われていたのだ……


コクッ、コクッ、コクッ……

(こんなにノドが渇いちゃうなんて、身体がおかしくなってるのも分かってるって言うのに……

それでも今の私、やっぱり水分を欲しがってるんだ)



電車に乗り込んだ辺りから、ずっと口にしたいと願っていた水分に、

麦香はすっかり感激の気持ちを漲らせながら、何度もノドの渇きを癒やし続けていく。



やっとの思いで研究所から立ち去ることが出来て、自宅のある駅まで電車で向かうまでの、

普段なら意識すらしないほどの短い距離でも、ノドの渇きをずっと耐え続けていた麦香は、

幾度も失禁行為をしでかした引き金になる可能性も、頭の片隅で思い知らされつつ、

自販機でペットボトルを手に入れて、新しい水分を摂れることが嬉しくてたまらないのだ。



表面を触れるだけでも冷たいペットボトルのジュースが、身体の隅々まで行き渡っていく感覚に、

麦香はすっかり気持ちを委ねながら、続々と新たな水分を受け入れてしまう……


「あ、あと少しでお家まで辿り着けるんだから、もう少しだけ持ってよぉっ……くうぅっ!」
モジモジモジッ……


ずっとペットボトルのジュースを飲み込みながら、新たな水分を必死の思いで取り入れているうちに、

半リットルもあったペットボトルの中身は、あっと言う間に空にしてしまった。



しっかりと新しい水分を補給した後で、改めて自宅へと向かう道のりの途中、

麦香は段々と脚をくねらせながら、大量の水分を一気に摂りすぎてしまったせいか、

内部で液体が揺れ動く下腹部を抱えつつ、段々と苦しげな素振りを露わにし始める。



思いっきりペットボトルのジュースを飲み込んだ後、あとは自宅まで戻るだけの状況にも関わらず、

麦香は激しい尿意に襲われてしまい、いつも歩いている道のりを歩くだけでも、

膨らんだ下腹部が苦しくてたまらないのだ……



(どうしよう、お家までは我慢出来るって思ってたのに。もうおトイレに行きたくなってきちゃった。

こんな調子じゃお家まで、ちゃんと辿り着けるのか分からないって言うのに……)



まだ利尿剤の効果が残っている身体のままでは、新しい水分を取り入れてしまったが最後、

自分でも尿意を抑えるのが難しい状況に陥ってしまうことなど、麦香自身が一番理解していたのだ。



それでも駅から自宅までの十分も掛からない道のりの間くらいは、

自分の手で激しい衝動を抑えられると、ずっと思い込んでいたにも関わらず、

ここまで尿意を耐えるのが苦しくなるなど、さすがに麦香も想像すら出来なかったのだ。



飲み込んだばかりのジュースが、そのまま膀胱の中へと溜まり込むような錯覚すら感じるほど、

急に訪れる尿意の強い感覚を、麦香は幾度も思い知らされて、一人だけで慌てふためいてしまう。



「くうぅっ……お願いだから持ってよぉっ。今はまだお外にいるから、

絶対におトイレまでは我慢しないといけないんだからぁっ……」

フラフラフラッ……


いくら激しいノドの渇きに襲われてしまい、新しい水分を身体が欲していたとしても、

ここまで膨らんだ膀胱が下腹部で揺れ動きながら、歩くだけでも苦しい状況へと苛まれるなら、

自宅まで水分を摂るのを我慢すれば良かったと、麦香は今さらながら後悔させられる。



それでもフラフラとした足取りのまま、今はひたすら自宅への道のりを目指すことでしか、

抱え込んでいる尿意を無事に解放出来る術が無い事実を、麦香は幾度となく自覚させられながら、

今は自宅への岐路を一歩ずつ歩ませることしか出来ない。



本来なら駅から自宅までの道のりなど、十分も掛からないほど近い道のりにも関わらず、

少しでも脚を動かすだけで揺れ動く膀胱を抱えながら、

段々と激しくなる衝動に見舞われている最中では、普段以上に自宅が遠く感じられてしまう……



「ど、どうしよう……このままじゃ絶対にお家まで間に合わないから、

せめてコンビニまで持てばば、店員さんにおトイレだって借りられるんだから……」

ギュッ……


普段の倍以上もの時間を費やしながら、一歩ずつ自宅までの道のりを進んでいた麦香は、

必死の思いで股間を閉ざすことを強いられる、あまりにも苦しい状況に気持ちが折れかかっていた。



このままでは自宅に辿り着く前に、激しい生理現象に身体が屈してしまうと思い知らされた麦香は、

途中にあるコンビニの存在を思い返しながら、たどたどしい足取りのままで向かい始める。



たとえ自宅までは間に合わないとしても、コンビニに入ることさえ出来ればトイレを借りられて、

激しい尿意から一時的に解き放たれる……そんな儚い希望で麦香の気持ちが満たされていく。



「だ、ダメぇっ……やっとおトイレが見えてきたって言うのに、

もうちょっとだけ我慢してよぉっ……あうぅんっ!」

カクカクカクッ……プシャッ!


勝手に震え上がる両脚を抱えながら、数メートル先のコンビニを必死の思いで目指していた矢先、

ついに麦香の身体が今までにない身震いを起こすと、はしたない行為をまたしても冒してしまう。



あと少しでコンビニのトイレを借りることが出来ると、思わず気持ちを緩め始めた隙を、

大量のオシッコを蓄え続けていた膀胱が見逃さずに、数時間前から幾度となく繰り広げてきた、

はしたない生理現象を麦香の下半身へと迫ってきたのだ。



ずっと下腹部で揺れ動いていた膀胱が決壊し始めると、麦香は思わず前屈みになりながら、

必死の思いで股間を押さえ込もうと試みながら、水門がこじ開けられるのが一足早かったせいか、

あっけなく股間が崩壊を迎えていき、直後に大量のオシッコを溢れさせ始めていく……


シュルシュルシュルッ、ピチャピチャピチャッ……

「あ、あうぅんっ……全然オシッコが止まってくれないよぉっ。

もうコンビニだって目の前にあるって言うのにぃっ……」



ついに股間から漏れ出してしまった液体のせいで、麦香の気持ちがひとたび屈してしまうと、

再び股間を閉ざす気力すら奪い去っていき、同時に大量の液体を止め処なく噴き出していく。



身体の外へと姿を現したオシッコは、すぐさま麦香の股間からお尻までを濡らしていき、

ハーフパンツの裾からも溢れ出しながら、下半身の殆どに恥ずかしい染みまで浮かべ始める。



やっと研究所から自宅へと戻ることが出来て、あとは自宅へと戻るだけにも関わらず、

屋外でも構わずに始めたはしたない失禁行為に、麦香は思わずうろたえ続けることしか出来ない。


ポタポタポタッ、グシュグシュッ……

「うぅっ……どうしよう。まだお外にいるって言うのに、

こんなにオシッコをお漏らししちゃっただなんて……」



ついに股間から溢れ出したオシッコは、麦香がどんなに両手を股間へと添えても、

少しも自分の手で止めることすら出来ないどころか、

生温かい液体の感触をさらに下半身へと広げる結果まで招いてしまう。



今までずっと追い求めていたコンビニへ、すでに入ることすら出来ない状況に見舞われた後で、

せめて自らのはしたない姿を取り繕うとして、必死の思いで身をこわばらせていた麦香だけど、

ハーフパンツの裾から漏れ出すオシッコが、足下へとはしたない水音まで響かせてくる。



気の緩みが招いてしまったとは言え、下半身が続々とオシッコまみれになる状況を、

少しも止めることが出来ない自分自身に、麦香は激しい後悔の念に苛まれながら、

尿意を完全に解き放つまでは、ひたすらオシッコを出し尽くすことしか出来ないのだ……


チリンチリーン。
「きゃんっ!」


激しい膀胱の疼きに襲われるまま、全てのオシッコを出し尽くした後、

不意に背後から自転車のベルが聞こえてきたので、麦香は思わず小さな悲鳴を洩らしてしまう。



とっさに電柱の陰へと身を潜めたまま、通りがかった自転車を見送りながら、

何とかして自らの失禁姿を取り繕うことが出来たけど、自分がずっと佇んでいた場所には、

未だに大きな水溜まりが残されている状況は、さすがに麦香でも誤魔化すことが出来ない。



物陰でずっと息を潜めながら、人の気配を必死の思いでやり過ごす麦香だけど、

今でも脚を動かすたびに、はしたない液体が衣服から滴り落ちては、

足下に新たな跡を残してしまう事態を改めて思い知らされる。


ヒタヒタヒタッ、ビチャビチャッ……

(どうしよう、こんなに下半身がオシッコまみれの格好なんて、

絶対に誰にも見せられないって言うのに……さっきみたいに誰かが通りかかったらどうしよう)



ずっと物陰に隠れたまま、麦香は自らしでかした行為の代償を、

ありありと目の前へと見せつけられてしまい、今でも物陰から立ち去ることすら難しい。



今は夜も更けていて周囲が薄暗いとしても、麦香自身で恐る恐る下半身を見下ろすだけで、

身に着けていたハーフパンツの殆どがオシッコで塗れていて、

さらには恥ずかしい滴まで滴らせている状況など、決して人前には晒せそうにないのだ。



夜もすっかり更けて人通りも少なくなったとは言え、道端で下半身を派手に濡らした格好のまま、

もしも自宅への道のりを帰ろうとしても、今でもオシッコを滴らせている恥ずかしい下半身を、

いつ誰かに確かめられてしまうか、麦香はとにかく恐ろしくてたまらない。


グシュグシュッ、ポタポタッ……

(やっぱり、お漏らしの跡がこんなに目立っちゃう。これからどうやって、

お家まで戻れば良いんだろう、もうコンビニだって寄れなくなっちゃった……)



それでも電柱の陰にいつまでも潜んでいられないと考えていた麦香は、

恐る恐る姿を現そうと試みるけど、少しでも脚を動かすたびに、

はしたなく濡れた下半身の感触に、思わず背筋を震え上がらせてしまう。



下半身から延々と溢れさせてしまったオシッコが、

股間からお尻だけで無く下半身の殆どまで行き渡らせて、肌に大量の滴を伝わせている状況を、

麦香は改めて思い知らされながら、ここまで晒すのも恥ずかしい下半身を抱え込んだまま、

どうやって自宅まで帰れば良いか、ただ一人だけで茫然と考えることしか出来ない……


ピチャピチャッ、ピチャッ……

「まだ、誰も来てないよね。こんな恥ずかしい格好なんて、

誰かに見られたら近所も歩けなくなっちゃうんだから、早くお家へ帰らないと……」



電柱の物陰へと佇んでから数十分後、ついに麦香は勇気を振り絞って、

その場を恐る恐る立ち去りながら、再び自宅への道のりへと向かうことにした。



ついに屋外でもしでかした失禁行為のせいで、下半身の殆どがオシッコで濡れ尽くしてしまった後、

どれだけ自らしでかした粗相が惨めなのかを、麦香は幾度も自らの下半身で思い知らされてしまう。



それでも麦香は脚を震わせながら、周囲の状況に何度も気を配りながら、

物陰に身を潜めたりを繰り返しつつ、ひたすら自宅への道のりを目指し続けないといけない。



(またノドが渇いてきちゃって、少しでもお水を飲んじゃったら、

またお漏らしが止められなくって……一体何時まで繰り返せば良いんだろう)



屋外ではしたない失禁行為をしでかした後でも、濡れた下半身を誰にも覗かれないよう、

ずっと神経を張り巡らせないといけない最中、麦香はまたしてもノドの渇きを感じ始めてしまう。



先ほどまで半リットルも飲み干したペットボトルのジュースは、

膀胱の中で大量のオシッコと化していき、先ほどしでかした失禁行為によって、

あっけなく身体から溢れ出した後では、麦香にとって忌まわしい感覚とすら感じさせられる。



それでも麦香は濡れた脚を抱え込みながら、決してはしたない下半身を覗かれないよう、

さらにはノドの渇きを再び潤すためにも、何としても自宅へ辿り着かなければならないのだ……

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